不死身の日記

自業

第1話


「これは俺が高2の頃の記憶だ もし死んだらこれを一緒に燃やしてくれ」







2日後  彼は遺体で発見された









焼かれた状態で







今日がまた始まってしまった、朝からネガティブな事を考えるのは脳の切れが落ちるので極力やらないようにしているのだが今日は許してほしい


なんつったって今日は修学旅行 確か京都に行くんだったか? 行きたくないわけではないが旅行費を払ってているのに校則に縛られなければならないのは納得いかない   



集合時間は8時だが バスが8時半に出るので自分は予定どうり8時半についた 


バス内ではオセロで盛り上がったり、おろろろろしたり、歌を唄うやつもいて まあいつもどうりの2-bだった こいつらが悪い奴らだと思わないし、いじめられても仕方ない性格をしている自分はいじめられなかっただけ幸運とも言える クジで数字の高い順にでバスの席を決めたので 生憎自分の席の隣は窒素と酸素だ


バスには運転席の隣に車内全体が見れるよう鏡がついていることがある、その鏡越しにクラスのマドンナ 赤塚さんの少しラメの入ったアイシャドウがついている目と目が合ったが 自分は強くにらむと怖がって下を向いてしまった


赤塚さんの隣の席は青木先生で生徒の評判はいいのに 赤塚さんの表情は 鏡を見ると 普段はにこやかな赤地さんの頬筋は少し下がっているしスカートが必要以上に脚にかかっている、自然に動いていてあれ程スカートは張らないだろうし いつも以上に内股な気もする、まあ、隣が先生なら誰だって緊張はする、考えすぎだろう



気がつけば京都で 自分は班員に5000円ずつ渡すと単独行動をしていいと言われたので 25000円出費で一日を買うことができた、この一日で将来の総収入が25000円upすれば+-0なので良い判断が出来るように経験値を稼ぎたいところだ


       だがこれが25000円では買えないものになる


3時間程街を歩いたり鯉に餌をあげたりしていると赤塚さんと出会いそこになぜか青木先生がいた、先生は一人の自分に班と合流するようにとだけ指示をしてどこかに行ってしまった、青木先生らしくないな  ルールを破った自分が言えることではないが教師をする資格はあるのだろうか、それに先生の人差し指には光に反射してラメが少し見えた、バスで赤地さんが下瞼まぶたにアイシャドウにつけていた奴だろう


 「、目が充血してるよ、花粉症?」

{え、あうん、そうなの こまっちゃうよね、(笑)}


赤塚さんは花粉症ではないことは知っている、赤塚さんが泣いていて 涙を青木先生が人差し指で吹いたのだろう、きめえ、、、










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