おやすみの前に~波乱万丈~

 もう寝る時間だというのに、YOUTUBEでお気に入りを見てたら、目が冴えてしまった。

 眠くなれると思ったのに……! お友達にはコメント欄でおやすみを言ったのに。

 ええい、こうなれば……。

 宣伝をしてしまおう。

『破戒の海』(矢久勝基氏の渾身の作)

 https://ncode.syosetu.com/n0109eo/


 一昨日までに拝読した時点で、かなりの急展開を見せている。

 まずヒロインは魔女の少女、コトヨイ。

 彼女は魔女狩りにあって、はるばる遠くの国へ輸送される。


 で、なぜか魔女狩りに重きを置く、国に引き渡される。

 彼女は処刑の前に、すさまじい魔女裁判にあう。

 これが、ヒロインであるコトヨイの気概をくじいてしまう。


 まあ、コトヨイを助けようと、メイアという魔女が飛びこんできて、いろいろあるんだけれど、メイアは自爆覚悟で、魔女狩りの国王を倒そうと決意。

 魔女裁判のときに、危険を顧みずコトヨイを救おうとした戦斧つかいのクルップが、メイアに不思議な魔法と護符のアミュレットを授けてもらう。


 クルップが授かった魔法は、息を止めている間だけ、時間の流れが遅く感じられ、自分も周囲もゆっくり動いているように見える、というもの。

 このちからで、磔にあったコトヨイを救いに行くんだけど、彼はもともと輸送戦艦『弓槻』の船員。船長にコトヨイを救うため、船を降りるように促されていた。


 思えばあたりまえだよね。世界に否定されている魔女を助ければ、世界を敵に回す。今までのように『弓槻』に乗船していられるわけがない。お尋ね者の烙印を押されて一生逃げ回ることになる。しかし、同時に『弓槻』の船長は、クルップに陰ながらサポートすることを明言する。そして、多大な犠牲を払って、コトヨイを救うんだ。


 魔女メイアは偉大な魔女の血をひく、コトヨイを助けるために自爆。

 コトヨイは、自分を助けてくれた『弓槻』の船員たちを助けに奔走する。

 アミュレットのおかげでメイアの自爆から守られたクルップは、しかし負傷を負い、ヒロインの血を輸血されて助かる。

 そして、クルップに託されたメイアからの遺言を読んで、コトヨイはとある国へ自分を荷物として運んでくれと『弓槻』に依頼する……。


 ここまで! 押しつけがましいところのない、ドラマが語られている。作者さんの美意識がそうさせるんだと思う。

 興味を持ってくださったら、ぜひ!


 https://ncode.syosetu.com/n0109eo/

『破戒の海』


 よろしくね☆

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