Hunting Romance Saga

七町優

プロローグ

どんよりとした雲の下、俺はいつも通り会社へと向かっていた。


俺は、今まで一度も彼女ができたことがないのだ...そしてもちろん経験もない。


そんな俺は、仕事だけは少し出来る。


本当に結婚ができるのか、なんて考えていたら両親から孫の顔が早く見たいなどとせかされる日々。


俺の年齢は??


29歳ですよ...まだまだ結婚が早いと思っていたら、案外周りが結婚するのが早いんだよ...


けど決して変な性癖があるとか、女の子に興味がないとかそういうことではないから、そこに関しては誤解をしないでほしいと思いながら過ごす日々だ。


まぁこんなに心の声がだだ漏れだったら、もっと彼女ができないだろうからいつもは静かに仕事をこなしているよ。


あ、俺の名前は飛馬奏斗(あすまかなと)って今まで心の声がだだ漏れだし自己紹介をするわ相当重症だな....

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