Lessson 14 ソシャゲと位置
《131》
◇ next to ~ : ~の隣りに(隣りの)
~例文~
It's said that my room was implemented in the game next to our playing one.
(お隣りのゲームではお部屋が実装されたそうだよ)
☆ワンポイント
ということは、分かっていますね運営さん? お部屋、庭園、マイルーム、ギルドハウス。表現は様々であれ、デフォルメされたキャラを配置して愛でるシステム。さらに家具を自在に配置して、自分だけの空間を作れるのだ。その写真をSNSにアップして自慢だってできる。昨今のソシャゲでは、そこそこ実装されつつある機能。そして、全てソシャゲには同ジャンルでライバル視される別のソシャゲが存在する。これが、通称「お隣り」のソシャゲ。だが、お隣りで実装されたからと言って、こちらのゲームでも実装される明確な理由は無いのだ。
《132》
◇ in front of ~ : ~の前に(前の)
~例文~
The man sitting in front of my seat on the train may be playing the same game as me.
(電車で私の前に座った男性は、同じゲームをプレイしているかもしれない)
☆ワンポイント
どうして分かったのか。それは、指の動きである。両手を使って、あんなに激しく複雑な指の動きをするのは、このゲームしか有り得ない。そして、確実にベテランの指捌き。お主……やるな! だが、背後の窓に映ったゲーム画面を見てふと気付く。これ同ジャンルの別ゲームだ!!
《133》
◇ ~ from the top : 上から~の位置
~例文~
I'm just the third from the top now in the personal ranking of this event.
(私はこのイベントの個人ランキングで、今ちょうど上から三番目にいます)
※ personal ranking : 個人ランキング
☆ワンポイント
とても凄い。それが人気のソシャゲだったら尚更。課金すればある程度上位には行けるが、トップ10に喰い込むには課金だけでは不可能。キャラの編成を考えて、戦略を練って、十分な時間を掛けて、効率的にクエストをクリアし、迅速にボスを撃破しなければならない。持っている時間の全てをソシャゲに費やして、やっと到達したのが、その個人ランキング3位なのだ! 多分。
《134》
◇ the farthest away from ~ : ~から一番遠くに
~例文~
The light attribution is the farthest away from the dark attribution.
(闇属性から最も対極に位置するのが光属性である)
※ attribution : 属性
☆ワンポイント
全てのゲームに共通していることだが、闇属性の弱点は光属性であり、光属性の弱点は闇属性である。これは、決して変えることのできない普遍的な事実。ただ、その二つの属性が、炎や水や風など他の一般属性より絶対的に優位となっている現状は、とてもズルいと思う。そういうゲームが巷では溢れ返っている。一般的には、五属性と六属性が多い。しかし、別の漢字一文字で独自の属性を表現して三すくみにしていたり、四属性でぐるぐる回っていたり、八属性くらいあって訳が分からなかったり、他の属性の影響を全く受け付けない無属性が出てきたり、挙句の果てに光と闇のさらなる上位互換として謎の属性が出現したり。全てはそのゲームのコンセプト次第。
《135》
◇ be situated in ~ : ~に位置する
~例文~
I'm very interested in where the evaluation of the social game I'm playing is situated in.
(自分のプレイしているソシャゲの評価が、どの位置にあるのかとても気になる)
☆ワンポイント
気になる人は気になる。実はそんなに有名なゲームじゃないのか……隠れてプレイしている人が多いゲームなのか……自分の好きなゲームの立ち位置は、とても気になって仕方がない。ただ、それを調べた結果、絶望するかもしれないので余りお勧めしない。少なくともこれだけは言っておく。そのゲームの面白さと、世間一般の評価は、そんなにマッチしないことが多い。
《136》
◇ all over the world : 世界中に(世界中で)
~例文~
Players of this game exist in all over the world.
(このゲームのプレイヤーは世界中に存在する)
☆ワンポイント
数年前から、ソシャゲもグローバルに展開する事業となってきた。特に北米、そしてアジア、さらにはヨーロッパ。日本国内ではプレイヤーが飽和してきたソシャゲ業界にとって、新たな市場の開拓は重要なのだ。ただ、現地では受け入れられずに撤退したソシャゲも少なくはない。日本でウケたからといって、海外でもウケるとは限らない。また、その逆も然り。
《137》
◇ there is nowhere else : どの場所にもない
~例文~
There is nowhere else to play the game safely at work.
(勤務中に安心してゲームで遊べる場所など何処にもない)
☆ワンポイント
当たり前だ。何故ならば、勤務中なのだから。勤務中にゲームなど御法度。ゲーム会社でもない限りは。ただ、トイレでやっている人は少なからずいると思う。溢れる前にスタミナ消化だけ。いや、そういうのは休憩中でお願いします。ちなみに、ゲームの音声を切り忘れると、起動時にキャラがゲーム名を叫ぶことがある。要注意だ。
《138》
◇ the lowest stratum of ~ : 最下層の~
~例文~
The lowest stratum of game players gather in our guild.
(我々のギルドには最下層のゲームプレイヤーが集まります)
☆ワンポイント
そんな卑屈にならないでも。つまり、初心者向けのギルドということ。もしくは、プレイヤーが作った正式なギルドに所属する前の、運営が用意したお試しギルド。そこの人々はイベントランキングの順位に無頓着なため、実はとても居心地が良い。そのままお試しギルドに永住する歴戦の猛者だって存在するのだ。代わりに、ギルドバトルの勝利や、ハイランクのイベントギルド報酬は見込めない。それと、稀にギルド内の掲示板に訳の分からない質問が書かれて、全く的外れな回答がされることもある。見ている分には面白いかもしれない。さらに、普段は挨拶すらしないのに、時に謎の一致団結を見せる場合がある。例えば、イベント終了間際にメンバー全員で同じスタンプを連打とか。
《139》
◇ the last row on the far right : 最後列の右端
~例文~
Please tell me the name of the character standing in the last row on the far right in this image.
(この画像で最後列の右端に立っているキャラの名前を教えてください)
☆ワンポイント
よくある。だが、質問者が初心者とは限らない。今やソシャゲは数年以上の長生きをするものが確認されている。そして毎週、数人の新キャラを実装。結果、総キャラ数が500を軽く超えるゲームだってあるのだ。ならば最古参であれ、画像を見てキャラの名前が答えられるとは限らない。同じキャラでも、衣装が違うと名前が微妙に違う。進化・覚醒して姿や格好が変化するキャラもいる。その全てを記憶し、正確に判別できるプレイヤーなど、一握りしかいない。
《140》
◇ be here among ~ : ~の中にいる
~例文~
A criminal who uninstalled the social game is here among us!
(そのソシャゲをアンインストールした犯人はこの中にいる!)
※ uninstall the game : ゲームをアンインストールする
☆ワンポイント
誰だ! 私のソシャゲをアンインストールした犯人は! あんなに頑張って進めたのに……徹底的に追い詰めてやる! ところで、犯人の動機を考えれば、すぐに見付かるかもしれない。ゲームの課金を止めたい人、もしくはゲームばかりでなく自分にもっと構って欲しい人。そう、身近な人間により、突然ゲームがアンインストールされることだってあるのだ。そんな時のために、スマホのバックアップは定期的に。そして、個人を識別するIDはちゃんと控えておこう。控えていなかった! という場合には、例えば過去にフレンド募集用の掲示板に自分のIDを貼り付けていたら、履歴を辿って発見できるかもしれない(スマホが壊れた時の筆者の実話)。
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