ある作者の総括

坂口航

 

「『祝福したのでした』……と。良かった、なんとか終わった」


 時計を見ると後数分で日付が変わるところだった。現在カクヨムで行われているイベントのために書いていた小説をアップすると自分は一息ついた。


 えっ、自分って誰ですかって? 皆さんどうも坂口航ご本人です。


「あの、それ自分で書いていて恥ずかしくないのですか?」


 俺がテンション半分上がりながら書いていると横から口を挟んでくる(まぁ口というか文字なわけですが)。


「なんといいますか、今回よく間に合わせましたね。小手先で書いてるだけなのに」

「いいんです! 今回の目標は全部やってみるでしたから。その場の思いつきで書いていいんです!」


 まぁ思いつきとは言っているが、実際は昔のネタを引っ張ってきたものも数本ある。

 三回目だったか、嫌われることを目標とした恋愛小説。あれは冬休みの部活で書いたネタを弄ったものだった。何気に気に入ってる作品の一つでもある。

 しかしこれが一番ウケが良いと思っていたのだが、実際に一番ウケが良かったのはボッチ少女と魔人の話だった。

 正直これがここまで評価がいいとは予想していなかった。時間がなかったので予定していた部分を書いていないところもある。

 

「まっ結果オーライで良いけどね。今回初めての人にも読んで貰えたから。今はギガ切れて投稿とかしか出来ないから読めてないけど読んで行くつもりだし」

「あれ? ですが近況ノートにコメントとか残しいますけど」

十分じゅっぷん待ったら書き込んだり読めるようになるんだよ。まぁ途中で読み込みませんとか高確率で出るけど」


 だから動画とかしてるとギガは簡単になくなる。そして今月は半分経つ前に切れた。

 しょうがないよ春休みですし、クイーンの映画見ちゃったし。

 そしたら曲も聞きたくなるでしょ。それで聞いたらオススメに他の洋楽も出てくるでしょ。そしたら聞くしかないでしょ。で、また新しいオススメが来る。まさに永久機関。

 結果どうなったか、ギガなくなった。ギガ死しました。

 

「かなり大きく脱線してきていますけど、そもそも何で最後の作品をこのような形式にしたのですか? めんどくさくなったのですか?」

「うんまぁ時間がなかったしお題が難しかったのもあったけどね! ただ前からやりたかったのよ、この形式」


 言わしてもらうが俺はギャグ漫画が好きだ。何よりシュール系が好きだ。

 俺は『マサルさん』が好きだ、『ボーボボ』が好きだ、『スケットダンス』が好きだ。そしてそれと同じくらいに『ネウロ』が好きだ、『ジョジョ』が好きだ、『めだかボックス』が好きだ。


「ジョジョとマサルさんは対極過ぎませんか? あと何で全部ジャンプの作品なんですか」


 これも言っておこう俺はジャンプが好きだ。そしてラノベはスニーカーとが好きだ。


「なんかまた脱線しているので私が戻しますよ。それで今回は一通り書いてみてどうでしたか?」


戻されてしまったので感想を書かなくばならなくなった。

しかし今さらだけど何書こうか、正直ジャンプのくだりやりたかっただけ何だけどその後の事考えていなかった。


まずいな…………。


「坂口さん、やる時は毎回なんでも凄く楽しそうだったりハードル上げますよね。ですが毎回途中の段階を適当に考えてますよね」





――――はい。


「で、何かやるやる詐欺を言い続けて新しいの始めたけど、今度はほとんど読まれないからまた新しいの始めようとしてますよね。今度は逃亡しないですよね?」






――――はい、気をつけます。今度こそまず第一章を書き切ります。

何かと逃亡癖が目立つこの一年でしたが、来月からはカクヨム歴一年となります。

去年は小説書き始めたばかりでしたが色々な方にお世話になりました。


今年も執筆進めるように頑張っていきます。それでは一年目もよろしくお願いします!

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