跡の詩

どんなに想いを馳せても


もうかなたに消えて行く


明礬の結晶みたいになればいいのに



少し強引だったよ


気づいた時には跡形もない


浅瀬の砂の方がまだ親切だ


夜の電光掲示板がそれを伝えてるよ




あなたの軌跡


青い歩道の白い跡


ただ指でなぞる


群生の中で。ただ私だけ。


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