さよならの詩

芍薬が囁いているね


これから私たちどこへいくのかしら


そんなこと誰も知る由もない


ただわかっていることは


いつか僕たちも燃える


劫火の中で


緩やかに


あ、雪だ


君はこんなところまで来てしまったんだね


忘却の中で眠るあの匂いは


こんなにも鮮やかだったんだね




だから僕はさよならが言えない


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