雨の欠片を、二つ並べる。
雨の日迷子
目的地まで歩く時
人が少ない道を行きたくて
路地に入るのがすきだ。
道なのか、道じゃないのか、どきどきする。
今時分は
花も葉も水滴をのせて生き生きとしていて
妙に勇気づけられる。かたつむりと目が合う。
雨が降って足が濡れても気分だけはいい。
自分の中に落ちる水たまりは
レコードのように輪っかを作って、音を奏でていく。
やり過ぎて、路地|×|路地にしてしまうと
大人のくせに迷子になって、ここ何処になる。
そんな時、世界を繋ぐものの電波は届かない。
心の中で、あなたの名前を呼んでみた。
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