神にでも祈ってろ外伝

第一章 5,5話

光が差し掛かるカフェテリアで、

若い少女三人は、似合わぬ軍服に身を包み、話に花を咲かせていた。


「ユー、何も食べなくて平気なの?」

「朝、沢山食べたからね。」

「めずらしいね、ユージラ。いつもはそんなに食べないのに」

「ほんと、何かあったの?大丈夫?」

「あー...医療強化兵の先輩がね...お皿にいっぱい盛り付けて... くれるんだ。」

「なるほど、そういえば同部隊のロイも、あの段ボール頭のチビも悩まされていたね。」

「じゃあ、今のうちに沢山食べる練習しておけば?私が頼んであげる!ボルネシアと、セザンヌの二人分ね!すいませー」

「「止めて。お願い。」」

「なんでー!」

「ごめんねセザンヌ、私は沢山食べることは出来ないよ。」

「ユージラは、先輩に敬意を持って断るための練習をしておくべきよ?」

「ふふ、そうだね。」

「なら、私が、いっぱい食べる!お金はさっきのお偉いさんから貰ったもんね!すいま」

「セザンヌが肉置き豊かな姿なんて見たくないね。」

「そのお金は、今度使いましょ?」

「はーい... 」

「ねぇ、そのお金ちょっと頂戴」

「なんでー?ボル、」

「勿論ヒールよ!...まぁ、かなり高価だけど、買う価値はあるわ!」

「ボルネシアって、今何足持っているの?」


「50」



「「絶対ダメ!」」

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