グロテスク極論

飛瀬川吉三郎

殺し屋系


伊坂幸太郎のグラスホッパーやマリアビートルが一番良いと思います、グラスホッパーの主軸は一般人ですが個性的な殺し屋が沢山出てきます、続編のマリアビートルの舞台はなんと新幹線で日常と非日常が隣り合わせということを教えてくれます、マリアビートルの一見ただの美少年だけどえぐい無理難題を押しつける王子はえぐみ力が高いです、漫画版の魔王にはグラスホッパーの殺し屋である蝉や鯨が出てきますが、えぐみ力の塊の拷問三兄弟やフロイラインの社長の一人息子が父親に事件の証拠を揉み消すように頼むのがとてもリアリティーを感じました。

魔王のスピンオフで蝉の主人公の殺し屋漫画がありますが、あれはチクタクもまぁまぁヤバいですが帽子卿の変態さと拉致のやりかたもえぐいと思います。

アクメツは腐れ外道の政治家が次々に撲殺されるのでスッキリしますね。

マッダーライセンス牙は団地で暮らしていた時、父が玄関に無造作に置いてあったのを見てしまいました、あれは今思えばえぐみの宝庫でした。脳噛探偵ネウロの新しい血族の後半の作風が初期からあるような感じです。

最近はムルシエラゴを見えますが、百合もあるバイオレンス漫画であるため一石二鳥ですね。

最後に西尾維新の戯言シリーズにも匂宮家という殺し屋一族が出てきますが分家の総角の末っ子がロリコン曲識に殺されるシーンが変な意味で一番印象的でしたね、しかし、幼女仕事人のはじめての虐殺が好きになってしまったので匂宮出雲に殺されたいというオートアサシノフィリアに目覚めました、ここら辺で殺し屋1のあの男と差がついたと思います、FGOの不夜城のアサシンが一番好きなのもここが理由の一つかもしれません。


ちなみに個人的に政治家の孫娘に奴隷扱いされるのを妄想していたりします、憎むべき相手に思うがままにされるのは最高にマゾ精神を高められます。


こういった殺し屋に必要なのは仕事への律儀さとそれと一体感を持つ残忍な殺し方だと思います、敵も殺されて当然な奴です、殺し屋系は主人公の人格が歪んでいても敵の方がおぞましい何かを秘めているから主人公の人格を免責されていると思います。

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