ベイブレードバースト神 ワールドリーグ優勝後 後日談 バルト×クーザ
@IkeIke
第1話 おいら、バルトに会えて本当によかった
コンコン
「バルトー、入ってもいい?」
そう言って、オレの部屋に入ってきたのは、クーザ・アッカーマン。オレと同じベイブレードのクラブであるBCソルの同じチームメイトだ。
「やったーバルト優勝だぁー」
そう、オレ達BCソルはワールドリーグという大舞台で見事優勝することが出来たんだ!
「おっと!」
叫びながら勢いよく走ってきたクーガが勢い余って、ベッドに座っていたオレに突っ込んできた。
「ゴメンゴメン。勢いつけ過ぎちゃった。てへへ。」
クーザがいつもの笑顔で返してくる
「ったく、急にどうしたんだ?」
「さっき、ジョシュア戦の前にも言ったんだけどさ、オレ、このチームに入ることが出来てよかった。」
「ううん。おいら、バルトに合えて本当によかった!」
「クーザ・・・」
「…オレだってそうさ、オレもクーザといるとめっちゃ楽しくて、いつもわくわくしてるんだぜ!」
オレもクーザにつられて明るい笑顔で微笑み返す。
「オレさ、組長やシュウ、ダイナとのつきあいは確かに長いけどさ、クーザとの時間はその3人とは違うなんかトクベツな感じがするんだよなー」
「トクベツ?」
クーザはバルトの言う意味がよくわからないらしく、疑問形の表情で返してくる
「いや、オレにもわかんね~よ」
オレもその意味を考えたが、オレの脳ミソはベイブレード以外の難しいことは考えられない頭らしく、全然答えが見つからなかった。
しばらく自分の髪を手でくしゃくしゃにしながら考えていて出た結論が
「なあ、クーザまだ夜も早いし、特訓しよーぜ!」
「あっ、おいらも優勝した興奮が収まらなくて、もっとやりたいって思ってたんだよね」
クーザが満面の笑みで返す。
「夜だし、うるさくしちゃ寮のみんなに迷惑かかるから、あそこいこーぜ」
「えっ、もしかしてあそこ?一緒に行ってもいいの?」
クーザは驚きつつも、すごく嬉しそうな声で返してくる
「おう!」
バルトはクーザを連れて、森の中へと歩を進め、かつてはフリーの特訓場であるが今はバルトの特訓場となっているベイスタジアムに着いた。
ここは、どうやら選ばれた者しか来ることの出来ない秘密の特訓場なようだ。
「おいら、1度はここでやってみたいなーって思ってたんだよねー。自然に囲まれてるし、なんか特別な感じがするんだよね。」
「クーザはトクベツだからな!よし、やるか!」
オレは少し照れたが、クーザにそれを悟られるのも恥ずかしい感じがしたので、いつもの調子で満面の笑みで、言った。
「「3・2・1ゴーシュート」」
オレ達は体力の限界が来るまでひたすらベイを打ち合った。
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