第3話

流石に阿呆君、本当に信じた。でもこれで、一食をっっっっっほっほう。


急に、とある陰風が後ろから吹いてきて、ろうそくは消えた。


「えええぇぇ、違うよ、ワイじゃねぇ!」まったく理解できない……どういうこと?ワイ様はここにいるのに、ありえないことがあった。


「そそっそっそこ……」有地の声は震えている。ホーー、肝の小さいやつね。


「あぁそっこー?」ワイは棺桶の方向に振り向けた。


線香はまるで空気を全然読まないように、まだ頑固な意気で燃え続いている。そのかすかな光のおかげで、はっきりではないが、確かに何かが見える。


「ごめんね、ワイはちょっと、夜盲症があるので……」同時に、携帯を出した……


よっし!これでようやく視力の回復ができた。目の前で、そこにおるのは、棺桶に顔向けて、正座している一人の白スーツ男だ。


あーー、さっきのダッサイやつか……


「やるね、そん不気味な行動をするなんって、一体どういうつもり?ガキか?いい加減にしろ!」冗談か?こんなことするやつ本当にいるの?


「もしかして変態だ!あの人!」面白い、有地の初爆や。


「どうも、失礼いたしました。お二人に不気味を与えるつもりではございませんでしたが。」まさかこの人、お辞儀をし始めた。「この余所者は今我が主さまの下僕であり、このまま寄る辺のない遊魂になってはいけません。どうも、お許しくださいますよう、お願い致します。」次の瞬間に、この人の耳、そして首、更に顔から、どんどん白毛が出てきた。


「ほーー、なるほどーー」フォックスか......面倒なやつが来たな……


「ううううん????!!!」なんや、かわいい有地、もう喋れないの?


「オッケー、大体の事情もう了解……いたしました。それで?」


「では。」


「どうぞ…………やらせるわけはねんーよ!」フォックスが棺桶の中に手を出そうとする同時に、半ズボンのポケットから、ワイは急に自分の武器を抜き出し、そして相手に全力で突き刺した。

しかし、さすがに獣のお使いであり、なんと強い第六感だ!のんびりした蒼蠅みたいに、きもいシャンセで右側にかわして、そしてワイの攻撃範囲からよけた。


「十字架?!五円玉で??」有地の野郎、注意すべき点はこれか?!


これはまずい……確かに、『銅銭剣使い』の戦闘もうこれまで数回経歴したけど、相手は全部ただの悪霊だった!このような神使は一体どの程度の実力を持っているかどうかとさっぱり分からない。


ダメだ、蕙、震えるな!


「おぉ?面白いことを拝見させいたましたね、『炎陽の御嬢』よ。」くっそ!またその冷やかすような口調!とはいえ、このキツネ野郎はまるでワイが舐めれないように、体を前に斜めて、防備の姿勢をしている。


「ワイを馬鹿にしているの?あーー、異国で死んだやつは帰れないし、昇天もできない。確かにそういうこともあったかな。」


「し!か!し!あの人の『四清居』がおる限り、そういう歴史は決して繰り返さない!さっさと帰りなさい!」頼む……頼むから、親しいキツネさま、今日は無事終了で、帰ってください…...


「なるほど、『あの先生』の代理人さんですか。これは、これは、大変、申し訳ございませんでした。」まさかキツネさまはワイに礼を尽くした。


「おおおぉぉ、そんなことはないよ!あなたが理解してくれて、本当に感謝します!これからワイはもっと『大社』へ奉納しに往きます!本当に、ありがとうございます!」


「そうか、そうか、それはよかったですね。」やった!やっぱり、神使さまは狂暴な悪霊たちとまったく違い、人の言葉をちゃんと受け入れますね!


「それで、この余所者と同じように、あなたもきっと、その近い将来に、我が主さまのご加護で安息できます。」


「そうですそうです!そっ???……」って、全然違うよ!


ワイは止めようとしても、もう間に合わない。刹那、神使は棺桶へ滑り込んで、姿が消えた。


「えええぇぇ?!!消えた!」有地君……お前まだ生きているか……


「アホか!取り憑かれた!」不注意でに叫んじまった……お客様たち、起きないでこのまま館内に寝続けてください……


「ならば貴さま、ワイを責めるな!」と言っても、ワイのできごとはただのもう一回突き刺し。


でも、死体の動作は私の想像以上に早かった。バカな、完全なコントロールはかなりの時間がかかるはずだ!


本物のキツネのように、取り憑かれた死体が棺桶から急に踊りあげて、そして着陸せず、壁にのぼった。

もちろん、顔も振り向かずに、あいつは庭の外へ飛び出した。完璧な脱出SHOW。


消えた長明灯の前に、残しているのは、またただの二人。


「どうしよう……どうやってうるうさんに、死者の親族に解釈できるか…….」


「フー」脱力感に襲われて、体が勝手に壁に寄りかかった。「この辺の稲荷神社は知ってる?」


慌てて、有地は携帯を出して、調べを始めた。


「えっと、一番近いのは徳丸稲荷大明神神社だ。北方におり、直線距離約2キロが、あいだには山と森林がある…...名神高速に沿って、歩行は大体一時間かかる。」


「あっそう……」面倒な仕事な……そのまま死んだら、弔慰金さえない……

まぁいいか、しょせん使えないし、もしかして、また『あいつ』と会える。

「じゃあね、有地君。」


「えぇ?行くの?!じゃ私も……」


「静かにして!お前には関係ない……やから、バカなことをするな。」そもそも、ワイの足速、お前に追いつけられる可能性もない。


「では、さよなら。」さすがワイ様、かっこいい。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


よっし、これで迷惑なやつも消えた。しかし、後悔したわ......さっきの喪服、やはり着たほうがようかったのに。痛たたったい、うらめし雑草!


あーー、お腹が減った……ケーキなんって、全然足りねんよ!あいつ、本当にアホなの?自分に弁当、ワイにケーキ。甘いものも全然好きではないし……

まぁいいか、別に彼にもそんな義務はない。君の好意、ちゃんと受け取ったわ。どうも、ありがとう。


ところで、福の野郎!ってじゃなく、わざわいの野郎!死神の代理人か?店主のくせに、結局、いつもこっちがすべてを片付ける!ワイが死ぬ前に、絶対先に貴さまを殺す。


どんどん、工業の光と車のおとがなくなっていく。耳にしているのは、ただ自分の呼吸と足音、または相反の方向に努力で、頑張って飛んでいく風。


うんーー、あの日も今夜みたいに、星か月か、全然出なかったね。


大体10分過ぎて、ようやくワイはその辺に着いた。しかし運が悪くて、先に携帯の電源が切れた。


「あーー.…..電灯……そういえば、あの神社、確かにこの辺におるはずや……」


「足早なお嬢ですね。まさかわざわざこんな深夜でご奉納しにいらっしゃいました。何かお祈り申し上げたいこともございますか?」不気味な声が後ろから話しかけてきた。そこ、徳丸稲荷神社の鳥居の下、やくざみたいに座っているのは、あの白スーツ野郎!貴さま、ずっと待っているか?!


「聞きたいことはただ一つ、あの死者、確かにこれで満足してるか?彼が本心にお前らの道を選んだら、ワイはすぐここから帰る。当然、謝ることもしなくてはならない。」こころの声に従って、言いたいことはすべて伝えた。


「この件は閣下と関係がございますか?」初めて、キツネの顔に表情ができた。それは嘲笑?或いは怒火か?獣の感情、さっぱり分からないね。


「答えないか?オッケー、これでワイは彼がお前らの道を拒否したと判断する。」今日はこのあとの対話で死ぬかもしれない。残念やね、福さん。


「それで、閣下は、この余所者のために、一体何かができますか?」ついに、彼が立ち上げた


「もちろん。」もう一度、ポケットから剣を引き出した。





「では、


神使よ、勝負しろ!」


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