第16話 桜の下の出会いと別れと出会い
満開の桜並木。
美しい景色の中で、転んだわたし。
「大丈夫?」
かけられた優しい声、差し出される手。
花のような美少年、恋の予感。
立ち上がったわたしから彼は離れ、少し先にいた女の子のもとへと。
失恋の確信。
どん。
思い切り後ろからぶつけられ、二度目の転倒。
「わり、でも、そっちもぼーっとしてたから、おあいこだな」
「どこがおあいこなのよ!」
言い返したわたしにムッとしたような彼。
最悪の出会い。
それも今はいい思い出。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます