消費税

3%、5%、8%、10%と来たら、更にその次は13%ですかねぇ.


これからも財務省は、人口減少とか防衛とか何かしらの理屈を捻り出して、隙があれば必ず増税を言い出すと思いますね.




5%の時代の話ですけど、ちょっと引用してみます.

(P98)・・・外税時代には、コーヒー代金は400円と表示されているので、税の事を考えずに飲み、払う段階で420円(税率5%当時)を請求されてきた.


もし、あなたが、20円も余分に払うのは嫌だと言ったらどうなるのだろう.注文した以上、あなたが負担しなければ、あなたは脱税者になるのだろうか.つまり、あなたは納税の義務を負うのか、という問題である.


多くの消費者は、「消費税」という名前からして消費者が負担しなくてはいけない税金だと考えているようだ.しかし、消費税法は納税義務を「事業者」(5条)に課しているのである.


つまり、納税義務を負うのは事業者であって消費者ではないので、あなたが「消費税は払いません」と言っても一向にかまわなかったのである・・・業者がどうしても売りたければ、400円に値引きするからどうぞ、ということになり、あなたがコーヒーを飲みたくてしかたなければ、420円支払って飲むだけのことである・・・


・・・ところで、あなたはすでにコーヒーを飲んでしまったので420円支払うとしよう.このうち20円は一体なんだろう.


あなたは消費税の納税義務を負っているわけではないのだから、あなたが払った20円は消費税そのものではない.


この消費税相当額である20円は実は「対価の一部」なのである.つまり、あなたは400円に消費税20円を上乗せして消費したのではなく、あくまで420円の商品を買ったにすぎない.だから、その業者が実は免税業者で消費税を現実には納めていないとしても、後から返還を請求することも出来ないのである・・・

引用を終わります.




軽減税率とか配偶者控除とか何とか控除とか決まるたびに、税制は歪んでいく気がするんですよねぇ.


シンプルな仕組みにして、誰でも簡単に理解できるものにしてほしいものです.




また、ちょっと引用してみます.

(P128)・・・消費税導入当時、消費税は高齢化社会のための税制ということが強調された.消費税を福祉のために使うので高齢化社会のための税制だと勘違いする人も多かった.


しかし本当の意味は、所得税だけに頼っていると勤労世代しか所得がないために、世代間の負担の不公平が生じ、高齢化社会では勤労世代の割合も減少するので、高齢者にも一定の負担を求めるために消費税が必要である、ということであった.


高齢化社会に対応して高齢者にも負担してもらうのが消費税だというのである・・・とはいえ、導入当初はかなり独特だった我が国の消費税も徐々にEU諸国の付加価値税に近づき・・・

引用を終わります.




福祉目的とか何とかいう前に、まず官僚の天下り先の何とか財団とか公益法人を整理してもらいたいものですね.


増税はその後ですよ・・・そう思いませんか.

(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る