第84話 滅べ!太陽の超パワー!

涼が復活し気力を取り戻した仲間達と再び勇者になった和樹達と合わせ総勢10人の勇者が豚悪魔と化したテナルディエ・ガリウス率いる魔人族達と剣をぶつけ合う。

「パワーが溢れてくるぜ!」

涼は変化した太陽宝救剣を振り翳すと周りに居た兵士達を一瞬で焼きらはった。

「凄い涼!」

「アレが新しい力か!」

「僕達も負けてられないぞ!」

コハク、アリシア、和樹は背中合わせで兵士達と戦っている。

斬りつけてきた兵士の剣を交わし宝救聖剣をぶん回し一気に薙ぎ払う。

和樹とコハクは違いの背中を預けながら戦ってい互いの視覚をカバーしながら飛びかかってくる兵士達を斬り裂き薙ぎ払う。

「和樹!」

コハクはトリケラキャノンを和樹に貸した。

「サンキュー!トリケラキャノン!」

和樹は右に持ち構えるとトリケラキャノンで前の兵士達を吹っ飛ばした。

「コハク、和樹、行くわよ!」

「「オウ!」」

三人は剣を構え勇者石をはめ込みグリップを引く。

「宝救剣!」

「真宝剣!」

「宝救聖剣!」

「「「コントラスト!フィニッシュ!」」」

三人の剣から青、紫、銀色の刃が放たれ重なり回り飛んでいき地面に当たると兵士達を一網打尽にした。

「おお〜やるな!」

「師匠自分達も!」

「負けてられませんね!」

海斗はふわりと浮かびながら黄色のナイフを作り出し投げ兵士達に刺さると関電した。

「飛べるんですか!海斗さん!」

「はい!プテラの力です!」

「宝石獣の能力が付属されてるスーツか…」

あの三人の剣は色々と違うみたいだな。今度機能のおさらいをするか。

「パキケファログローブ」

リアは拳がダイヤで出来たグローブを装備し敵兵をぶん殴り吹っ飛ばす。

次々と湧いてくる敵には地面を殴り地割れを起こしその溝に落とし動きを止めると再び地面を叩き地割れした地面を無理やりくっつけて敵兵を潰した。

「次から次へと」

「数ばかりいますね!」

「俺が一箇所に集めます!」

海斗は真宝剣にシトリンとガーネットをはめ込みグリップを引く。

「真宝剣!ダブルミックス!キッシュアソートフィニッシュ!」

海斗は剣を振り翳すと黄色の刃が飛び出し円形になり拡大し回りながら周りの兵士達を絡めとり一つに集めた。

「今です師匠!」

「上出来だ!リア!」

「はい!」

リアはグローブにマナを集めると大きなピンクダイヤモンドを作り出す。

「濁酒銃!」

信道ほ濁酒銃を取り出すと勇者石を入れたチェンジエッグをシリンダーに入れ回す。

シェイク!シェイク!シェイク!〆の一杯!

「ダイヤモンドダスト!」

「雷酒一撃!はっ!」

リアはダイヤモンドを殴るとバラバラになったピンクダイヤモンドが雨霰の様に兵士達に飛んでいき濁酒銃から雷の弾丸が放たれ縛り付けられた兵士達を一掃した。

「ラプトルバンカー!」

「ステゴアーチェリー!」

ルーガルは槍を振り回し敵兵をなぎ払いカイエンはそれを撃ち抜く。

「即時錬成!」

愛は真宝剣を地面に突き刺さすと巨大なタンザナイトの柱を作り出す。

「二人共それで上から一気に!」

「かたじけない!」

「借りるぜ!」

カイエンとルーガルは互いに柱を登り頂上に着くとジャンプし互いに背中を合わせる。

「行くぜルーガル!」

「行きますぞカイエン殿!」

ルーガルはラプトルバンカーをぐるぐる回しカイエンは後ろからステゴアーチェリーを構える。

「「アンブレラアロー!」」

ステゴアーチェリーから光の無数の光の矢が放たれラプトルバンカーを通して更に速く放たれ地面にいた兵士達を一気に全て蹴散らした。

「流石ですね!」

「我輩達は名コンビですからな!」

「へへ、だな!」

ルーガルとカイエンは手をパチンとハイタッチした。

「何をしているんだ!」

「後はお前だ豚足野郎!」

「ほざけ!」

テナルディエは剣を構え涼に襲いかかる。

涼は太陽宝救剣で迎え撃つ。

「僕達は魔獣だ!」

「「「「「「「「了解!」」」」」」」」

他のみんなはキマイラ魔獣に迎え撃つ。

「よそ者の分際で私の邪魔ばかりしおってからに!」

「ああ幾らでも邪魔してやる!」

涼は熱を帯びた右足で蹴りをお見舞いしテナルディエを上空へ蹴り上げた。

「ぐわっ!」

「オラよ!」

涼は上空で剣を振り翳しテナルディエを斬りつけるとすかさずかかと落としをお見舞いし地面に叩きつけた。

「ぐはっ!」

テナルディエは血を吐き出す。

「パパ!」

アイカは声を上げた。

キマイラ魔獣も9人に交互に攻撃されなす術がなくなり攻撃を受け続けてしまっている。

「「「くらえ!」」」

コハク、リア、ルーガルが宝救剣で斬りかかりよろけさせた。

「「はっ!」」

信道とカイエンが濁酒銃とステゴアーチェリーで足を狙い攻撃し負傷させた。

「「「真宝剣!コントラストフィニッシュ!」」」

和樹、海斗、愛が真宝剣から必殺技を放ちキマイラ魔獣を吹っ飛ばしテナルディエと激突した。

「うわ!何をしているか!」

キマイラ魔獣に怒鳴り上げるテナルディエ。

「さてと豚男爵」

「覚悟は出来てる?」

涼とアリシアは剣に勇者石をはめ込み4回グリップを引く。

互いの剣は赤と銀に輝き始めた。

「ちょ、ちょとタンマ!私が悪かった!たがら命ばかりわ!!」

「「今更遅い!」」

「ひっ!!」

「太陽宝救剣!」

「宝救聖剣!」

「「邪気滅殺!サンシャイン・ホーリーフィニッシュ!」」

涼の剣から太陽の様な眩い光の刃がアリシアの剣からは金と銀の光の刃が放たれた。

3つは重なり巨大なレンズになりそこから光の光線が放たれテナルディエとキマイラ魔獣に降り注ぐ。

「ぐわぁぁぁぁ!」

テナルディエとキマイラ魔獣の身体がどんどん焼けていき無残な姿になっていく。

「パパ!」

「私は…魔王に…何故だ…」

黒こげになったテナルディエとキマイラ魔獣は倒れ爆発した。

「よっしゃー!」

「私達の勝ちよ!」

「パパーーー!」

「全く世話やけるし〜」

「メリッサ!?居るなら早くやって!」

「豚には使いたくないし〜」

メリッサは魔石を二人の亡きからに入れた。

すると、テナルディエとキマイラ魔獣は巨大化し復活した。

「貴様らタダで済むと思うな!」

「それはこっちのセリフだ!もう一度地獄に叩き込んでやる!行くぜルビティラ!」

「おっしゃ!出番ティラ!」

ルビティラは巨大化した。

アリシア達は召喚宝石をはめ込みグリップを引く。

「「「「「「「「「召喚宝石獣!」」」」」」」」」

9人の剣から光が飛び出して空中で一つに集まり光の扉を作り出す。

扉が開くとそこから宝石獣達が飛び出してきた。

涼達は宝石獣達に乗り込むとプリズムで出来たコックピットへ転送された。

「「「「「「「「「宝石合体!」」」」」」」」」

「宝石変形!」

14体の宝石獣達は身体をバラバラに弾けるとその身体を一つに集め人型になって行く。

14体の宝石獣は一つに集まり5体の宝石巨人が誕生した。

「「「完成!ホウキュウオーS(サンシャイン)!」

「「完成ゲーターオー!」」

「上がったぜ!エンカイオー!」

「「「完成!カルタノハオー!」」

「完成!ブラキオダイオー!」

「な、巨人が5体だと!多勢に無勢とは卑怯な!」

「五月蝿い豚男爵!」

ホウキュウオーが凄い速さで近づきテナルディエの腹にダイヤの拳を叩き込み吹っ飛ばした。

「ぐわっ!何だこのパワーは?」

「ホウキュウオーにもレッドベリルのパワーが宿ってるのか!」

「通りで質力が上がってる訳だ!」

ホウキュウオーSはレッドベリルのパワーが加わり太陽のエネルギーを身体に集めそのパワーとスピードが一気に跳ね上がったのだ。

「やっちまえワニ爺!」

「ワニ!」

いただきまーす!口を開きテナルディエの尻に噛み付いた。

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!痛たたたたたた!!」

余りの痛さに声を上げるテナルディエ。

「イカ大剣!」

エンカイオーはイカ大剣でテナルディエの腹を切り裂き吹っ飛ばす。

「うわぁ!」

テナルディエは海に落ちた。

「カルタノブレイカー!」

カルタノの口からエネルギー砲を空から放ちテナルディエを更に追撃する。

「ぐはっ!!」

「サンドライトスピアー!」

ブラキオダイオーは左手の槍でキマイラ魔獣を貫き海へ投げ飛ばす。

キマイラ魔獣も海へ放り込まれた。

「「「「「「宝石最強合体!」」」」」」」

ホウキュウオー、ゲーターオー、エンカイオー、ブラキオダイオーは後を追って飛び出し空中でそのまま合体した。

「「「「「「「完成!グランドホウキュウオー!」」」」」」」

グランドホウキュウオーが着地すると波が上がる。

「いててって!?デカイ!?」

テナルディエは巨大なグランドホウキュウオーを見て驚く。

グランドホウキュウオーの体がオレンジ色に輝き始めた。

「な、何だこれは?」

「凄いぞ!パワーが溢れてくる!全盛期とほぼ変わらぬパワーだ!」

ブラキオは興奮する。レッドベリルのパワーはそれほどまでに凄まじい力だったのだ。

「ま、まずい逃げるぞ!」

テナルディエは翼を広げ空に逃げる。

「逃すか!」

「テメェは許さねえ!」

「落ちなさい!」

逃げようとする テナルディエをカルタノハオーが追いかける。

「「「カルタノハオー!天空波斬!」」」

カルタノハオーの剣がバチバチと雷が纏いテナルディエの翼を斬り落とし海へ叩き落とす。

「うわ!くっ、こうなればやけだ!」

テナルディエは口から光線をキマイラ魔獣も両手から光線を放つが、グランドホウキュウオーは傷一つつかず剣を構えたままゆっくり歩んでいる。

「そんな馬鹿な!?」

テナルディエは自分の力が通じない事に驚きを隠せない。

「ガリウス卿。貴方は人を舐めすぎたわ!」

「貴様には生きている資格はない!」

「これは姫様や街の人達の痛みです!」

「テメェに行き先なんてあるもんか!」

「そうだ!絶対に許すもんか!」

「地獄にいや地獄からも追い出されるぜお前は!」

「二度とその顔みせんじゃねぇ!!」

グランドホウキュウオーの剣が真っ赤に輝き出し太陽の様な莫大な熱エネルギーが集まり太陽の剣が出来上がる。

「「「「「「「グランドホウキュウオー!サンシャイン・ファイナルジュエルフィニッシュ!」」」」」」」

グランドホウキュウオーは太陽の剣を振り翳す。テナルディエとキマイラ魔獣は避ける事は出来ずモロに受けた。

「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!何故だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

テナルディエは大爆発しついに跡形もなく消え去った。

「パパ…嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

アイカは泣き叫び崩れ落ちた。

テナルディエ・ガリウス卿は今日この時跡形もなく魂は焼き払われ完全に消滅したのだった。

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