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けものごよみ

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とがめ山(てまり)

おすすめレビュー

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★★★
★14
5人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 図書記架
    7件の
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    ★★★ Excellent!!!

    春夏秋冬、移りゆく心模様

    ・お家探しをするツチノコとスナネコは、旅先で大きな手掛かりを得るとかそうことはなく、今日も一期一会のフレンズ達との交流で終えます。
     けれど合間合間に描かれる季節の変化は生々しく、二人の旅路として確かに刻まれていく。

     フレンズである彼女達の自由気ままで、永遠とも思える日々が送られるこの物語ですが、果たしてそれだけでしょうか。
     いなく成ったヒトに由来する習性、前の世代からの既視感、そして記憶にないお家探し。
     自分らしさだと思ってる物は実の所、無自覚に色々な物から影響を受けているものです。
     作中でそのことを意識しているのはツチノコ位で、だからか何処か俯瞰的にも感じます。
     だけど彼女はスナネコの手を取った、そのことが与える小さくも大きな変化を見守っていきたく成る、そういう話に思えました。

    • 2019年10月3日 00:46