第5話
撥条
皆さんどうもお久しぶりです、撥条です。さて、改めて現状説明しましょうか。ここはどこかにある民家の3階。僕は目隠しと手足の拘束があります。話し声から察するに男の人だけじゃなくて女の人も居る-。まあ、絶体絶命です。・・・僕がふいんちゃんとの関わりがなければですが。不意に
ダンッ
という音がしました。
「武器を捨て、手を挙げろ」
「ぜんまい君を返してください」
「な、お前らどうしてここがわかったんだ」
「御託は無用。セイッ、ヤアァ」
バキボキ
「ふう。たった三人か」
「違います!まだあと二人男の人がいます。気を付けて」
「へへへ、ばれちゃあしょうがない。行くぞ」
「ナイフを持っていたとて同じこと。とりゃぁ」
目隠しをされていたので何が起きたのかはわからなかったので音声のみですが、やっと音が止んだと思ったら目隠しを外されました。そこにいたのは声から予想していた通りふいんちゃんと美國さんでした。良かったです。しっかりメッセージは伝わったようです。そう思って気が抜けてしまったのかそのまま気を失ってしまいました。
・・・ふいんちゃん、後よろしくお願いします。
幕引きは名探偵がやらないといけませんしね
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