外伝~2019年のバレンタインデー&ホワイトデー物語

【バレンタインデー編】


~イギリス~絆の友の会ロンドン支部~


(バレンタインデー前夜)


琴音「さ~て、今年はバレンタインデーできそうだね。」


エドワード「何作る?」


光「みんなで被らないものがいいよね?」


優奈「あの人は特にそんな感じだし…。」


琴音「ま~た、バレンタインデーだっていうのに、チョコを渡せないってどいうことだよ!?」


シラス「しょうがないよ!旦那はチョコと体の相性が良くないのだから!」


優奈「食べたら、嘔吐してしまのは、どうしようもないからね。」


琴音「どいう体質なんだよっと言いたいよね。」


光「しょうがないよ!でも、どうする?」


琴音「そうだね…。小さい子たちは、定番だけど普通のクッキーで、私たちは、凝ったものでも作りますか!?」


周り「了解!」




(バレンタインデー当日)~イギリス・ホームズの臨時拠点~




ホームズ「さて、今日の仕事依頼は…あれ?なんか机に置いてある?」


シラス「クッキーだね。それもかなりかわいいよ!」


ホームズ「そお言えば、今日って…。」


シラス「思っているの当たり!はい!バレンタインデー‼‼」


ホームズ「今年も来てしまったか…。この季節…。」


シラス「やっぱり嫌な思いでしかない?」


ホームズ「ああ、その記憶しかない…。」


シラス「私たちのは安心して!毒味は、香川にやらせたから!」


ホームズ「毒味までさせたのかよ…。どんなもの作ったのよ。」


シラス「私は、普通の饅頭。こしあんだよ!」


ホームズ「まあ、饅頭は外れがないよな。」


シラス「感想、今度聞かせてね!これから情報屋に行かないといけないから、あとしずかよろしく!」


ホームズ「え?」


しずか「了解です!」


シラス「それじゃあね!」


ホームズ「あいつは何しに来たんだ?」


しずか「バレンタインデーのプレゼントを渡しに来ただけですね!」


ホームズ「まさか、お前もあるのか…。」


しずか「ありますよ~。いらないのですか?」


ホームズ「どう考えても、今日もらう数が多すぎると思うから、自分で食ってくれ。」


しずか「お世話になっている気持ちということで、もらってください。それに、私のは食べ物ではないですよ!」


ホームズ「え?」


しずか「これです!」


ホームズ「これって、オルゴール??」


しずか「はい!オルゴールです!私が作りました!ホームズさんほし言っていましたよね?なので、作りました!」


ホームズ「読んでいたな、俺が食べ物だと受け取らないというのを。」


しずか「当たり前です。どんだけ来るかぐらい、副官をしていればわかります。」


ホームズ「そうか。まあ、ありがとう。貰っておくよ。」


しずか「というかここに置いてあるクッキー、メッセージ付きですよ?」


ホームズ「何々…、これを見たら絆の友の会に来い…。琴音め…。」


しずか「行ってあげたらいいのではないですか?」


ホームズ「そうするは・・・。後で、呪われても怖いし…。」


しずか「呪われることはないと思いますよ…。さすがに…。」


ホームズ「それでも怖いよ…。あいつらだし…。特にこの時期は…。」


しずか「なにかあったのですか?過去に…。」


ホームズ「まあな、思い出したくないから話さないけどな。」


しずか「では行きますか…。」


ホームズ「そうだな、行くしかない。」




~イギリス~絆の友の会ロンドン支部~




光「ホームズさん来たみたいだね。」


琴音「あれ見てくれたようだね。」


ホームズ「やはりお前か、というかその藁人形は何だ!!」


琴音「あんたが来なかった時用。」


しずか「…予想、当たりましたね…。」


ホームズ「というか、前より数増えていないか?それになんか超能力含んでいるし!」


琴音「アニャーちゃんに手伝ってもらったのよ!」


ホームズ「こんなことであいつら使うなよ!」


優奈「とりあえず、来たんだからこれあげるね。ハイ、チョコ!」


ホームズ「お前もか優奈、俺をいじめてうれしいのかい。」


優奈「まあね、って言ってもこれはしずかさんたち用だけどね。」


ホームズ「ああ、毎年あげている交換のやつか。」


優奈「そいうこと。」


しずか「ありがとうございます。これ私とさつきからです。皆さんで食べてください。」


琴音「毎年高価なもの悪いわね。うちは安物なのに。」


しずか「いえいえ!手作りの方がいいですよ!その方がおいしいですし。」


ホームズ「俺のを食うか?」


瑞穂「むむむ~~!」


しずか「この状態ではうんとは言えませんよ!!」


ホームズ「さて、俺に渡したいやつはいるのか?」


瑞穂「はい!は~い!これあげる!」


ホームズ「可愛いクッキーだな、ありがとう、瑞穂。」


優奈「こっちが、あんた用よ!」


ホームズ「これは…。」


優奈「水饅頭。」


ホームズ「かなり手を凝ったな~!」


優奈「まあね。」


光「私はこれ!」


ホームズ「これは…、どら焼きかい?」


光「うん!白あんのだけどね!」


ホームズ「うまそうだな、ありがとう!」


琴音「旭ちゃんたちと一緒に作ったやつよ!これ!」


ホームズ「これは…、また凝っているな~。」


琴音「まあ、私がいるしね!ちゃ~んと食べてよ!」


ホームズ「わかったよ!全部食べるよ!これもな!」


しずか「海老せんべいとは、かなり凝っていますね!」


琴音「まあね。こうでもしないと受け取ってくれないし!」


しずか「あははは……。」


ホームズ「さて、あと特にうるさい、人間のところにでも行くか。こっちから行けば、はよ済むだろう。」


しずか「エドワードさんのところですか?」


ホームズ「あ・た・り。」




イギリス~王宮~




エドワード「自首しにきたの?そのようすは。」


ホームズ「その方が、早いだろ。」


エドワード「それじゃあ、はいこれ!私も今日はなぜか忙しいしから早めに終わらせようか。」


ホームズ「これは…グラスか?それもパフェの?」


エドワード「そいうこと。このパフェグラスに今度作ってきてね!」


ホームズ「気が向いたらな。」


エドワード「それと、これは情報屋の皆さんに!普通のチョコで悪いっけど…。」


しずか「いえいえ!こんなにすみません!これ私たちからです。」


エドワード「毎年ごめんね!」


しずか「いえ!こちらこそ!」


ホームズ「さて、帰るか、仕事もあるし。」


しずか「了解です!」


エドワード「あ!いつものことだけど、町だけは壊さないでね!!」


ホームズ「それじゃあ、王宮にしておく。」


エドワード「そちらも遠慮しておきます…。」




~イギリス・ホームズの臨時拠点~




香川「よ!」


ホームズ「仕事か?」


香川「俺の嫁からだ!これ!バレンタインデーだとよ!」


ホームズ「お前はもらってのか?」


香川「俺はチョコをもらったけどな。お前はクッキーで御免なさいって言っていたよ!」


ホームズ「俺はこっちの方がいいよ。」


香川「今年もいっぱい貰ったか?」


ホームズ「うるせえ!お前何とかしてよ!」


香川「それはこのバレンタインデーを流行らせたやつに行ってくれ。」


ホームズ「そいつ生きていないよ。とっくに死んでいる。」


香川「お前なら可能だと思ったが?」


ホームズ「やろうとしたらお前が止めるだろ?」


香川「まあな。」


ホームズ「ホワイトデーのお返しの時あいつら覚えていろよ~!」


香川「その件に関して最初に言っておく、やりすぎるなよ…。ほどほどにな。」


しずか「はい、ほどほどでお願いします。本当に!」




【ホワイトデー編】




(ホワイトデーの前日)~イギリス・ホームズの臨時拠点~




榊原「これですべてだよな…?」


辺見「たぶん…?」


榊原「お~い!ホームズ!これであっているか?」


ホームズ「OK!報酬はこれでいいか?」


榊原「ああ、これでいいが…、後で叱られるなよ。後!こっちのとばっちりもごめん被るからな!」


ホームズ「ああ!任せておけ!」


榊原「本当に大丈夫かな…。」


ホームズ「これであいつらに仕返しができる。ぬぬぬぬふふふふふふはははは!」


辺見「聞く耳持たず…。だめだこりゃ。」






(ホワイトデー当日~昼間~)~イギリス王宮~






エドワード「(今日、たしか、ホームズが王宮の広間、使わせてくれって言っていたな。そして、今日はホワイトデー…。嫌な予感しかしない…。)」


琴音「エドワード~。今日のパーティーの招待状だけどいる?」


エドワード「燃やしてくれていいから、私パス!」


琴音「ならエドワードが燃やしてよ、うちの子供が、本気でどうにか粉々にしようとしたのだけど、無理だった…。」


エドワード「なら、私も無理よ…。あきらめて、今日の試練を乗り越えましょ…。一緒に…。」


琴音「りょ、了解…。」


エドワード「ところで、本人は?」


琴音「ガチで行方不明…。」


エドワード「ガチで嫌な予感しかしない…。」


琴音「同じく…。」




(その日の夜)




琴音「ねえ…。」


しずか「はい…。」


琴音「なぜ本当に男子がいないのよ!」


さつき「徹底的に男性払いしてありますね。」


優奈「このタワーどう見ても、すべて食べれるよね。」


琴音「水饅頭みたいな素材かゼリーだと思う。」


シラス「はあ…。」


琴音「その様子だと、これ全部私達が食べ終わらないと、帰らせないというパターン?」


シラス「…あ・た・り。よくわかったね。」


琴音「前に一回あったから。他のイベントで。」


エドワード「当の本人が出てきたよ。」


琴音「文句でも言ってみる?」


しずか「無駄だと思います。」


ホームズ「よく集まったな!皆!今日はホワイトデー!バレンタインデーの俺からのお返しだ!ゆっくり楽しんで行ってくれ!」


子供たち「こんなに全部食べれないよ~!!」


琴音「そうだそうだ!私たちを太らせるつもりか~!」


ホームズ「カロリーほぼ0のやつばかりだから安心してくれ!」


エドワード「だめだこりゃ。話にならん。」


ホームズ「エドワード!バレンタインデーの時の…」


エドワード「ドキッ!こんな時に作ったの?」


ホームズ「ああ!これだ~!」


エドワード「なんだこれ~!!!!!」


優奈「エドワードさんドンマイ!」


さつき「どうやって食べるのですか~?」


エドワード「ねえ、全長何メートル?あんたより高いよね?器にも入りきっていないし。かなり。」


ホームズ「たったの6メートルだが?なにか?」


琴音「本当にダメだこりゃ。どうすればいいんだ?」


エドワード「香川の助けは!あのバカ食い王の手助けは‼‼」


ホームズ「今日はホワイトデーだぞ!男子がいてどうする?全部食べろよ~!!」


琴音「はぁ、なぜこうなった…。」


エドワード「誰か助けて~!」




終わり

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