彼女が笑っている明日
月曜放課後炭酸ジュース
彼女が笑っている明日 プロローグ
僕は最低な人間だ。
曖昧で、盲目で、いつも迷走していて、状況が変わるのが怖くて、戯言で有耶無耶にしながらも、信じられないくらい酷いことに良い人間になろうとしてる。
特別な力も、根拠も無いのに誰かを救おうとしたり、敵に立ち向かおうとしている。
その度に挫けて、助けてもらうどころか、誰かに助けてもらっている。
そんな僕だ。惨めな人間なのだ。
反国家組織に入ってから一ヶ月も経っていない、結乃と相棒になってからまだ日も浅い夏休み終わり近くに、僕が後輩を助けるために、信じるために抗う物語だ。
駄目駄目な僕なんかには期待しないでおいてくれることをお願いする──だけども信じてはいてくれ。
最低な僕はいつだって全力だ。
そんな僕の冒険譚にも満たない苛烈な人生譚──信じながら見ててくれると僕は嬉しい。
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