先生と俺の異世界時間旅行 ~ 錬金術師とロボと高校生とその他大勢のバタフライエフェクトを作り出す旅路 ~
九十九 千尋
Episode0:Prologue
使徒の五ヶ条
汝は神と精霊の名の下に、神の意向を持って時空を渡る使徒である。
よって、以下の四か条を責務とする。
一つ、汝は罪人である。贖罪に励まねばならない。
よって、神と精霊に忠誠を誓い、無限の刑期を終えるべく従事せよ。
二つ、汝は神の手先である。意向を実行せねばならない。
神から与えられた任務は遂行せねばならない。完了せし使徒には褒美を与える。
三つ、汝は特異存在である。歴史に記されることはない。
歴史を不慮に改変せぬために、汝が子孫を残すことを固く禁ずる。
四つ、汝は使徒である。故に、規則を破った者を強く罰せよ。
神の使徒である汝は、以上の三ヶ条を守り、破った使徒を見つけ次第処断せよ。
以上
『安楽なる死に抱かれたければ、使徒よ、従事せよ』
——そして、五つ目。
もし、すべてを捨ててでも守りたいものがあるなら、上の四か条を迷うことなく破れ。
君は使徒である前に、人間なのだから。
そう、僕らは、人間なのだから。
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