第4話【鳥居の向こう側】

「大きなからす様に書簡を持たせたのでございましたが、すぐにいらしていただけるとは思いもいませんでございます。お迎えが遅くなってしまい、大変申し訳ございません」

「いやいや、僕の方こそいきなり訪問しちゃって申し訳ないよ。なにしろ、用件がちょっと急なものでね」


 先を歩く金髪の女性とグローリアは、仲良く談笑しながら鳥居が連なる不気味な道を突き進んでいく。

 綺麗に並んだ石畳に、四人分の足音が響く。そのうち一つは、金髪の狐巫女が履く下駄のからころという独特な音だ。最初こそ、いきなり虚空から出てきたものだから幽霊かと警戒したが、足音が聞こえてくるということは立派に生きているようだ。

 グローリアと狐巫女の背中を追いかけるユフィーリアは、火をつけ忘れた煙草を口の端で器用に揺らしながら、隣を歩くショウにひっそりと耳打ちをする。


「――なんか、巫女さんの方の言葉に棘があるような気がするんだけど」

「同感だ。なんの連絡もなしにいきなり訪問されれば、相手とて嫌味の一つぐらい言いたくなるというものだ」

「ていうか、招待状を渡されたのって今日のことだったんだな。てっきり一週間ぐらい経ってるのかと思ったわ」

「一週間も経過して音沙汰がなかったら失礼に値すると思うのだが」

「護衛、うるさいよ」


 ひそひそとした会話が完全に聞かれていたようで、グローリアは振り返りもせずにぴしゃりと言い放つ。その言葉の裏に「余計なことを言ってんじゃねえ」とでも言わんばかりの凄みが孕んでいたので、二人はそっと自らの口を手で塞いだ。

 それからしばらく無言が続く。石畳を打つ三つの足音の中に、からころと下駄の音が混じり、なんとも言えない気まずい雰囲気が漂い始める。

 暇がこの世のなによりも嫌いだと豪語するユフィーリアだが、その二番目に嫌いなものが沈黙だった。基本的に黙っているということができないぐらいに騒がしいので、なにかを喋っていないと気が済まないのだ。

 ところが上官であるグローリアはこれから交渉に入る準備として作戦を練っている最中だろうし、相棒のショウは基本的に無口だ。先導するあの金髪の狐巫女に気軽な感じで話しかけられるほど、ユフィーリアは度胸がある訳ではない。――いや、正確にはあの狐巫女に話しかけてはいけないような気がした。


(だからこいつと二人だけの精鋭部隊ってのは嫌なんだよ。アイゼの野郎でも引き込めねえかな……)


 ユフィーリアはそんなことを思いながら、火が灯っていない煙草を器用に揺らした。

 なんとはなしに話題を探して立ち並ぶ鳥居を見やるが、隙間から見える景色は濃霧に塗り潰されていた。さながらこの道は、雲の中に作られたようなものだ。鳥居の隙間から漏れ出てくる濃霧は足元に落ちると、空中に解けて消えてしまう。

 視界は鮮明だが、濃霧が鳥居の道にまで侵食してこないとは驚きだ。ここはすでに、神の世界なのだろう。


「濃霧と鳥居には飽き飽きしてございましょう? もうそろそろ到着いたしますでございます」


 金髪の狐巫女は、ユフィーリアが代わり映えのない景色に飽き飽きしていたのを見抜いていたのだろう。彼女の色鮮やかな金色の双眸がゆるりとひん曲げられて、笑みを形作る。

 心の中を見透かされたような気がして、ユフィーリアは気まずそうに視線を逸らした。が、視界の端でチカリと光が瞬いたような気がして、すぐに顔を前に戻した。

 最後の鳥居の向こうに濃霧はなく、代わりに煌々と輝く光が漏れ出ていた。鳥居を通り抜けると同時に、柔らかな風が頬を撫でる。


「…………わあ」


 その感嘆の声は、一体誰から漏れたものだろうか。

 最後の鳥居を潜り抜けた先には、幻想的な世界が広がっていた。

 頭上に広がる空の色は、朝焼けから宵闇まで全てがグラデーションで描かれている。その下にあるのはいくつもの社と、それらを繋ぐ真っ赤な桟橋さんばし。桟橋の下を流れる小川に紅葉がはらりと落ちて、静かな水の流れに沿ってどこかへ流されていく。

 吸い込む空気に混じる不思議な香りは、なにか香炉でも焚いているのだろうか。社の廊下を忙しなく駆け抜けていく者は誰しも巫女服を着ていて、本数は違うが狐の尻尾を垂らしていた。


「ようこそ。ここが【白面九尾ハクメンキュウビ】様を国主とする神の世界――神宮『斗宿ヒキツボシ』にございますわ」


 穏やかに微笑んだ金髪の狐巫女は、優雅な仕草でお辞儀をした。


「申し遅れました。私は【白面九尾】様の側近にございまして、名を葛葉くずのはと申します。お見知り置きを」


 ☆


 葛葉と名乗った金髪の狐巫女は、三人の客を引き連れていくつもの桟橋を渡る。

 社の廊下を迷いのない足取りで進む葛葉の背中を追いかけて、ユフィーリアたち三人は桟橋を渡りつぎ、やがて数ある社の中で最も巨大な社までやってきた。

 その社だけ、他の社とは違っているようだった。静かな庭園が広がっていて、縁側で庭を眺めながら酒でも嗜めそうだ。庭からはこの神世の世界を見渡すことができるようで、やはり特別な意味を持っていることが分かる。


「ううう、どうしようユフィーリア……とても緊張してきたんだけど……」

「よし、景気づけに首でも刎ねるか? それならお相手にも楽しんでもらえるかもしれねえだろ?」

「なるほど。でも首だけだと喋れないね。君が代わりに喋ってくれる?」

「適当な理由をつけて追い返されてもいいなら、俺は別にいいけどな」

「それは困るなぁ。じゃあ首は落とさないでね」

「軽口が叩ける余裕があるんなら問題なさそうだな。お前の悪知恵をしっかり働かせてくれ」


 ユフィーリアは火を灯していない煙草を、口の端でくるりと回してから笑う。

 緊張してきたと宣った割には軽口を叩く余裕すらあるグローリアは、肩を竦めたものの笑みを返した。音には載らなかったが、その口は「任せて」と形作る。

 すると、先導して歩いていた葛葉が唐突に足を止めた。すでに巨大な社に足を踏み入れて一〇分は経過している。かなり奥まった場所までやってきて、ようやく目的の人物と面会ができるようだ。

 黄金を鋳溶かしたかのような美しい金色の髪を揺らし、狐巫女は静々とその場に正座する。紅葉の絵が描かれた壮麗な襖をほんの少しだけ開くと、その部屋の主人に向けて来訪を知らせる言葉を述べる。


「八雲神様。書簡を出した最高総司令官様とお連れ様がお見えになられました」

「――――うむ、通せ」


 襖の向こうから聞こえてきた声は、しっかりと芯の通ったのものだった。

 ユフィーリアは少し驚いた。最古の天魔というのだから、もっと老獪ろうかいな爺様かと思っていたのだ。どうやら予想は少し外れたようだ。

 襖がなんの障害もなく開き、葛葉が「どうぞ、お入りくださいませ」と入室を促す。招かれたグローリアが先に座敷へ足を踏み入れ、その後ろにユフィーリアとショウが続く。

 部屋は、広かった。とんでもなく、とてつもなく。下手をすれば王都にあるパレスレジーナ城の玉座の間すら上回るのではないかと思うほど。

 高い天井には、どういう仕組みなのか、赤い提燈がいくつも浮かんでいた。提燈だけではなく、灯籠とうろう燭台しょくだい瓦斯燈ガスランプのようなものまで様々な形状の明かりが浮いている。重力に反発するようにふよふよと天井付近を漂ういくつもの明かりは、時折その身をぶつけ合ってカタカタと小さな音を奏でた。


「ぷぁは、ふくく。――ようようきたのう、最高総司令官殿。よもやこんなに早くお目にかかれるとはのう、儂も驚きじゃあ」


 青年の声で紡がれる言葉は、何故か老人めいた喋り口調だった。

 部屋の主人である【白面九尾】の天魔憑きは、円形にくり抜かれた窓枠に腰かけて、巨大な酒盃を傾けていた。その中を満たす清酒を薄い口元にやり、ぐびぐびと飲み干していく。

 最古の天魔【白面九尾】の天魔憑きは、二〇代前半とも呼べるほど若い青年だった。

 鋼色をした頭髪は肩にかかるほど長く、その頭頂部には髪と同じ色の狐耳が揺れている。立ち尽くすグローリアを真っ直ぐ見据える瞳の色は、幻想的な薄紅色。端麗な顔立ちは、とてもではないが彼の喋り口調には似合っていない。病的なまでに白い肌は酒精アルコールのせいで赤らみ、黒い袴が特徴の巫女服を着崩している。

 なにより特徴なのは、彼の背後から伸びる鋼色の狐の尻尾。その数は、この『斗宿』内にいる狐巫女の誰よりも多いだった。


「儂が【白面九尾】の天魔憑きじゃぁ。名を八雲神やくもがみ、こちらの名前の方が気に入っておる。無粋に【白面九尾】と呼んでくれるでないぞ、最高総司令官殿?」


 凛とした青年の声がなぞる老人の言葉にも、グローリアは流されることはなかった。あれだけ「緊張している」だのとほざいていたのが嘘のように、彼は普段からでは感じることのできない朗らかさを消し去る。


「まさか。お招きいただき、誠に光栄です。――八雲神殿」

「ふく、ふくく。御主もなかなかに食えん性格じゃのう?」


 傾けていた酒盃をかたわらに置いた青年――八雲神は、ほっそりとした指先をくるりと回す。

 すると、どこからともなく座布団が三枚ほど現れて、ユフィーリアたち三人のそばにすとんと落ちた。なるほど、これに座れと言うことか。

 八雲神は薄紅色の瞳を緩やかにひん曲げて、


「んん? 正座は苦手か? 椅子も出せるが、どちらの方がいいかのう?」

「いえ、このままで。正座程度は問題ありません」


 グローリアは愛用の懐中時計が埋め込まれた死神の鎌をかたわらに置いて、出された座布団の上に正座する。

 ショウも平然と座布団の上に正座したので、現状、座布団に正座できないのはユフィーリアのみとなった。いや、別に正座はできない訳ではないのだが、足が痺れるのが嫌なのだ。一時的に行動不能に陥るのが『最強』的に許されない。

 少しだけ考えた末に、ユフィーリアはいていた大太刀を帯刀ベルトから外してかたわらに置き、座布団の上に胡座を掻いて座った。グローリアとショウからなにやら文句が孕んだ視線が容赦なく突き刺さるが、どこ吹く風で受け流す。

 だが、なにが面白かったのか、八雲神は手を叩いて笑っていた。


「カカカカ。そちらの連れは実に肝が座っておるのう!!」

「申し訳ございません。なにぶん、戦場で育ったものですから」

「よい、よい。――しかし、なんとまあ」


 八雲神の薄紅色の双眸が不意に煌めいて、ユフィーリアを見据える。心の中まで見透かすような視線に射止められ、ユフィーリアはほぼ反射的に睨み返していた。

 形のいい鼻をフンと鳴らした八雲神は、にんまりと薄い唇をひん曲げる。


「【銀月鬼ギンゲツキ】か。なるほどのう、しかも男と契約したのじゃな。【銀月鬼】は男を嫌っていたものだと思っておったが、いや、いや、面妖じゃのう。実に興味深い」


 そして、ユフィーリアは息を飲む。思わずかたわらに置いてあった大太刀に手を伸ばしかけてしまったほどだ。

 窓枠にしなだれかかり対面していたはずの八雲神が、いつのまにかユフィーリアの目と鼻の先にまで移動してきていた。幻想的な輝きを放つ薄紅色の双眸でユフィーリアをめつすがめつ観察して、それから満足げに「ふむ」と頷く。


「なるほどのう。【銀月鬼】は御主おぬしの魂を――御主の生き様を気に入ったようじゃのう。よいよい、実によい。天魔はそう言ったものを好むとされる。天魔が気に入る魂を有する者は、自然と天魔が持つ全力を引き出すことができるのじゃからのう」

「近い近い近い!! 俺は野郎の顔なんざ微塵も興味ねえんだよ、離れろジジイ!!」

「なんじゃと!?」


 反射的に「ジジイ」と叫んでしまったが、よく考えればお相手は神の世界の代表者――そして今回の交渉の相手だ。グローリアが頭を抱え、ショウがそっと瞳を伏せるのが、視界の端で確認できた。

 やっべえ、やらかした。

 ユフィーリアはどうやって取り繕うかと常識方面で足りない脳味噌をフル回転させるが、


「儂はよくじゃと言われるのじゃぞ!! ジジイであることは認めるが、せめてと呼んでほしいものじゃい!!」

「……………………えー」


 ずっこけそうになった。

 見当違いなところで憤る八雲神に、いくらか冷静さを取り戻したユフィーリアはきちんと言葉を選びながら問いかける。


「爺さんっていうことは認めてんだな」

「当たり前じゃろう。儂はこう見えても一〇〇〇歳は生きておる。ジジイがジジイと認めなかったら一体なんじゃい。まさか本気で若者と同列視しろと?」

「その見た目で言われても説得力ねえよ」

「カカカ!! こりゃ一本取られたわい!! そりゃそうじゃのう、儂の見た目は若僧だからのう!!」


 なにが楽しいのか分からないが、呵々大笑する八雲神はなにやら満足そうである。もう流れは完全に相手に握られてしまっているので、ユフィーリアはどうしていいか分からないでいた。とりあえず、相手の機嫌を損ねなかったようなので、その部分は胸を撫で下ろす。

 八雲神は鋼色をした狐の尻尾をふさふさと揺らしながら、再び窓枠に腰かけた。それまでの好々爺然とした態度はどこへやら、今までのやり取りが全て演技であったかのように、彼の表情とまとう雰囲気がガラリと変わる。

 笑顔を消し去れば、そこに残るのは神と称されるだけはある威厳と風格。薄紅色の瞳は鋭さを増して、交渉にきたグローリアを見据える。


「――して、最高総司令官殿。こうして話し合いの場は設けた。この儂に何用あってのことだ?」

「この世界の外で起きている戦争において、貴殿の結界を作る術が必要だと判断しました」


 常人なら泡を吹いて気絶してもおかしくないほどの緊張感に満ちたこの話し合いの場にて、グローリアは毅然とした態度で交渉に臨む。

 本当にこの場にいるグローリアは自分が知っているあのグローリアなのか、とユフィーリアは一瞬だけ混乱してしまう。いつもなら朗らかとした笑みを絶やさず、部下からボロクソに言われて本気で泣くような感情豊かな面を見せるはずが、八雲神から与えられる緊張感にも怖気付くことなく凛としたその姿は、なるほど、最高総司令官を名乗るに相応しい。

 八雲神は「ほう?」と片眉を上げ、


「御主にはすでに優秀な部下がいるようだが。天魔最強と名高い【銀月鬼】や、あの葬儀屋一族アンダーテイカーに名を連ねる【火神ヒジン】――御主の腹心たるあの最高総司令補佐官は、かつて一億にも上る部下を従えていた【魔王マオウ】の天魔憑きだろうに。御主もまた、神霊や悪霊の集合体である【時縛霊ジバクレイ】の天魔憑き。これ以上を望むと?」

「それではにまだ足りません」


 グローリアはきっぱりと否定してみせた。


「彼らは確かに優秀です。僕にはもったいないぐらいの、とても素晴らしい部下です。――僕は彼らを誰一人として欠けることを、この戦争では望んでいません。部下を失うことなく、且つこの戦争に勝利を収めるには、八雲神殿、貴殿の助力が必要不可欠です」

「机上の空論は必要ない」

「机上の空論? どの辺りでしょう。僕は事実を述べたまでです」


 グローリアの言葉に迷いはない。

 そう、今日に至るまで、グローリア・イーストエンドという青年は、作戦において誰一人として部下を欠けさせたことはない。

 を謳い、それ故に彼は『天才』と呼ばれるのだ。


「机上の空論だと仰るのでしたら、否定はしません。常識の範囲で考えれば、戦争に犠牲はつきものです。犠牲をなくして戦争に勝とうだなんて、おとぎ話にも程がありましょう」


 ですが、と紫色の瞳を音もなく眇めたグローリアは、自信を持って言い放つ。


「僕には実績があります。誰一人として欠くことなく、今日まで幾度となく天魔を退けてきました。――ですが、天魔は徐々に勢いを増すでしょう。大切な部下が欠けてしまうことは、僕にとっても悲しいことです」


 アルカディア奪還軍は、敵と戦う術を持っているけれど敵の攻撃から身を守る術は持っていない。防衛にまで人員を割くことができないのが、その原因だ。天魔憑きの人数は少なく、誰か一人でも欠ければ作戦に支障が出てしまうのは事実だ。

 その問題点を解決できるのは、防御の結界に特化した【白面九尾】の天魔憑きたる八雲神のみだ。彼が一人いるだけで、今後の作戦行動にも安心感が生まれることだろう。


「八雲神殿、貴殿の力をお借りすることはできませんか。――いえ、体のいい言葉を使うのはやめましょう」


 人の枠から外れた化け物たちを束ねる最高総司令官は、人ならざる紫色の瞳で真っ直ぐに鋼色の狐巫女を見上げた。



「――僕に、



 グローリア・イーストエンドの交渉は、嘘を吐かないことから始まる。

 こんな馬鹿みたいな台詞で、彼は何百人と部下を従えてきた。それは、この言葉に嘘偽りがないからだ。

 グローリア自身に戦う力はない。彼にあるのは、仲間を生かす為の知恵のみであり、それを実行に移せるほどの戦力は有していない。

 だからこその、『利用されてほしい』という発言だ。

 決して力を貸してほしいとは頼まない。力を持たないグローリアは、他人の力を利用することしかできないのだから、最初から素直にそう告げるのだ。


 事実、ユフィーリアもこの言葉につられた口である。

 常識的に考えて「直球でそんなことを言ってくる奴がいんのか」と驚いたものだが、よくよく思い返せば紛れもない事実なのだ。力を利用することでしか勝てないのだから、素直に「利用されろ」というのは必然だろう。

 まあ、誘い文句が面白かったので奪還軍に所属することを決めたのだが。

 さて、八雲神はどう出るか。

 偉そうだと憤慨するか、それとも面白いと笑うか。考えられる可能性としては、二つに一つだ。


「なるほど、なるほどのう。面白い誘い文句ではあるのう」


 それまでは神として、そして神宮『斗宿』の国主としての威厳があったものだが、破顔すればやはりその威厳は崩れ去る。

 八雲神はくつくつと喉の奥で笑うと、己の回答を述べた。

 ――ほんの僅かに、薄紅色の瞳を伏せて。


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