オウマ帝国興亡記 ～伊達男マリウスの華麗なる立志伝

主要登場人物まとめ（第三章）

登場人物紹介（第三章）

□マリウス軍

■リュドミラ・タラセンコ　

統率：86　　武力：78　　知力：49　　政治：28　　魅力：81

　ノーマッド出身。低地人。

　四大異境の一角ノーマッド出身の女戦士。低地人は銀髪紅眼の独特の容姿をしている。

　直情的で思った事をすぐ口に出してしまう性分の為、周囲とは喧嘩が絶えない。また場の空気を読まずに軽口を叩く癖がある。しかし本人自体は正義感に溢れる女傑で、一度意気投合した相手は決して裏切らないという義理堅さも併せ持つ。

　騎馬民族らしく騎馬と弓の扱いに長け、特に弓に関しては天下一品の腕前である。

■オルタンス・アザール

統率：82　　武力：93　　知力：56　　政治：16　　魅力：85

　出身地不明。フランカ人。

　双剣鬼ギュスタヴの実の娘。幼い頃より父親に過酷な訓練を課せられ、生きるために死物狂いで修行し続けた。また長じてからは父親を殺す為にやはり独力で剣技を磨き続けた。その甲斐あって女武人としては破格の強さを身に着けたが、元来が心優しく争いを好まない性質であり、それを父親に見抜かれて『失敗作』の烙印を押された。

　父親を憎んでいるが反面恐怖も感じており、未だに父親と対峙する勇気を持てずにいる。

■サラ・エヴェルス

統率：47　　武力：58　　知力：70　　政治：73　　魅力：75

　ディムロス出身。トランキア人。

　ごく平凡な中流家庭に育った少女。明るく快活な性格で周りから好かれ、本人も友人や困っている人を放っておけない世話焼きの一面がある。

　幼い頃より護身術を学んでおり、その辺のゴロツキ程度なら自力で撃退できる腕前だが、本人は学問にも興味を持っている。リリアーヌとは同郷の友人同士。

■ビルギット・アーネ・セレシエル

統率：95　　武力：72　　知力：83　　政治：75　　魅力：91

　ハルシュタット出身。ガルマニア人。

　帝国の歴史上でも数える程しかいない女性将軍の1人。気さくで落ち着いた雰囲気の持ち主で、人望高く多くの将兵から慕われている。その実力、実績、名声は折り紙付きで、未だに複数の勢力から招聘を受けるほどだが、本人は楽隠居が気に入っており、余程自分が認めた相手でなければ応じる気はない。

　賊の襲撃で孤児となったアーデルハイドを引き取って養育した。

　また普段の態度からは想像もできないが、可愛い少女が大好きという危ない嗜好の持ち主で、可愛い少女を見ると発作的に我を忘れてしまい、周囲を唖然とさせる事もある。　

□ガレス軍

■シン＝エイ＝イン

統率：62　　武力：39　　知力：84　　政治：90　　魅力：53

　シャンバラ出身。渡海人。

　四大異境の一角セリオラン海を抜けた先にある島国『句根国』の役人。女王の側近的な立ち位置であったらしい。

　しかし我欲が強く金に汚い性格で、女王が政治の表舞台に姿を現さないのをいい事に、好き勝手な政治を行い私服を肥やしていた。しかし政治家としての能力はそれなりに優秀であり、シャンバラを大過なく治めていた。

■グ＝ザン＝ウ

統率：81　　武力：93　　知力：25　　政治：27　　魅力：34

　シャンバラ出身。渡海人。

　四大異境の一角セリオラン海を抜けた先にある島国『句根国』の武人。女王の親衛隊的な立ち位置であったらしい。

　縦も横も大きい巨漢で、小柄な者が多い渡海人としては飛び抜けた巨体と屈強さを誇る。元はシャンバラで盛んな武術である『相撲』の王者で、その強さをシン＝エイに買われて側近に取り立てられた。その経緯の為、国や女王よりもシン＝エイ個人に忠誠心を抱いている節がある。

■ラン＝リム＝フェイ

統率：83　　武力：18　　知力：88　　政治：87　　魅力：99

　シャンバラ出身。渡海人。

　四大異境の一角セリオラン海を抜けた先にある島国『句根国』の女王。

　元々は貧しい生まれであったが、幼い頃より人の傷を癒やす不思議な力を使う事が出来、その力を見た民衆が彼女を教祖とした宗教を立ち上げた。やがてその宗教はどんどん膨れ上がり、最終的には国王すら無視できない勢力となった。

　そして当時から助言者的な立場であったシン＝エイの提言で自ら起つ事を決意。国王を追い落として自らがシャンバラの女王となった。女王となってからはやはりシン＝エイの助言によって、神秘性を高める為に滅多に民衆の前に姿を現さないようになる。