6年4組 26番 平百恵

 6年4組 26番 平百恵ひらももえ


 きのう朝ごはんに貝のみそ汁を食べました。


 ≪良いですね〜≫


 あさりがいっぱい入ってましたが、ぜんぶ口が閉じていました。


 ≪めっちゃ気持ち悪い光景≫


 そんな時、みそ汁を見て私はふと思ったのですが、みそ汁は「しる」と読むのに豚汁は「じる」と読むのはなぜなのでしょうか?


≪確かに、違うね≫


 私はその理由が気になって夜も眠れず、朝も起きられず、昼の授業もやる気が出ません。


 ≪昼は頑張ってください≫


 でも大丈夫。夜空に輝く星々は、いつも私たちを照らしています。


 ≪全然関係ないよ≫


 そこで私は「しる」と「じる」の法則を見つけるため、最後が汁で終わる食べ物をたくさん探してみました。


 だし汁・煮汁・けんちん汁・しぼり汁・脳汁......


 ≪最後のは出るだけだよ≫


 全部「じる」と読みますよね。今のところ、汁を「しる」と読んでいるのはみそ汁だけです。


 ≪こうやって見てみると不思議だね〜≫


 しかし私は、真実をじることが出来ないかと努力しました。


 ≪『知る』まで『じる』になってるよ≫


 そこで私は、アカシックレコードにアクセスして真実を調べることにしました。


 ≪あの『元始からの全ての事象・想念・感情が記録されている』と言われるアカシックレコードで??≫


 私はWikipediaをアカシックレコードと呼んでいます。


 ≪なんでよ≫


 そして、アカシックレコペディアにはこう書かれていました。


 ≪混ざってる混ざってる≫


『その理由には諸説あり、正確な事実は分かっていない』との事です。


 ────────────────────


【先生のひとこと】


 全然不明のままでした。

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