6年3組 23番 ノース・エイプリル

6年3組 23番 ノース・エイプリル


 わたしは、日本語のまだ下手ですが、がんばって日記を書きたいです。


≪OK、頑張れ!≫


 昨日、お父さんが、身体しんたいを破壊しました。


≪なに?≫


 身体が壊れて、とりあえず動けません。


≪なるほど、体を壊したってことね≫


 うちは、自営業の飲食の店なので、体が壊れた父親は、なんの役に立ちません。


≪言い方が悪いよ≫


 とうぜん、お店はしばらくお休みです。料理長である父は「腕が切断だ」となげいています。


≪たぶん腕が落ちるって事だね≫


 しかし、もう一つ問題が、ありますた。


≪ネット民?≫


 店を開けられないあいだ、店員さんをどうするかです。


≪確かに≫


 店をやっていないのだから、店員は用無し。いないほうが、給料を払わなくていい。やめてくれたほうが、はるかにありがたい存在。


≪これも言い方が悪いです≫


 なので、これからどうするかを決めるために、お父さんと店員さんは、切腹しながら話しました。


≪うーん、なんだろ?≫


 これは『腹を割って話した』ということです。わかりましたか?


≪いつからクイズになったの?≫


 話し合いの、その結果、アルバイトの店員は、みんな斬首されました。


≪クビを切られた、ってことだね≫


────────────────────


【先生のひとこと】


 こうして見てみると、慣用句って結構面白いですね。

 

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