第13話 アイツ、フランキーを馬鹿にしやがった!
皆さんは経験あるだろうか??
夕食時、家族でテレビを見ているとアニメが流れている。チャンネルを変えるわけでもなくそのまま。
そして、親が言う。
「しょうもない」「ありえない」「くだらない」大人はそのアニメ作品を知りもしないで
一部だけ見て貶す。
子供は好きなアニメが貶された事に
まるで自分が馬鹿にされたよう
「これはこう言う理由があるから!!」
と反論するも「ハイハイ」
と流されてしまう。
とても悲しい事だ。
アニメやゲームが好きな子供なら
1度や2度ではなく覚えがあるだろう。
僕が高校の頃にもそれは起きた。
アニメ、ONE PIECE。
ウォーターセブン編。
僕はONE PIECEは兄が買ってくる漫画派だったので、アニメは見てなかったが
例によってたまたま流れていたONE PIECEをチャンネル変えるでもなく見ていた。
ニコ・ロビンとフランキーが捕まるが、フランキーの「クード・ブー」で脱出するシーンだ。
親が言う。
「しょうもない」「ありえない」「くだらない」
あー。ハイハイ。出た出た。
僕ももう高校生。いちいち反論するほど子供でもない。
子供でもないが、僕はフランキーが大好きだった。
チョッパーの次に好きだ。
(エピソード的な意味で)
フランキーの無念。師匠への想い。熱い信念。
それを漫画で知っていた僕は
フランキーが馬鹿にされるのがとても腹立たしかった。
フランキーが海列車に轢かれたシーンとかで泣きそうになったのに、アイツらフランキーを馬鹿にしやがった!!
僕はつい、親に言い返してしまった。
「あのなぁ!フランキーはコーラで動いてるサイボーグやから屁で空が飛べんねん!!」
勝ち目などなかった。
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