〔月夜の舞台〕


雲の切れ目から 月が顔を出す


月の明かりが 二人のスポットライト


舞台はいつもの 秘密の公園


プロローグは 彼女から


「会いたい…」 たった一行のメール


公園のベンチで寄り添う二人


言葉もなく ただ寄り添う二人


そこは確かに 二人だけの時間


二人同時に月を見上げる


恥ずかしそうに 月が雲の中に隠れる


あたりが暗闇に包まれても


二人の舞台は


まだ 終わらない…




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