camelia
ay
第1話
私を生かすものは両親の敵を討つという目的のためと貴方がくれた言葉。
「…きゃー!」
夢にうなされる自分の悲鳴に驚いて目覚めるのが恒例となっている私の朝。
隣で寝ていた彼は驚いた。
「どうしたの?キャメリア」
何も言わずその素肌に抱きつく。
暖かさが直に伝わり、安心する。
「怖い夢でも見たの?」
うなずくと彼は私の頭を撫でてくれる。
私の白い人とは違う髪を厭うこともせずためらいもせず何度も。
「…ねえ。ずっとそばに居てよ、キース」
確認するように、優しい彼が否定できないように力を込めて言う。
「もちろんですよ。お姫様」
その言葉に安心して私はまた眠りに落ちた。
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