曲名…「夜間飛行」

作詞…吉田旺

作曲…中村泰士

編曲…高田弘

歌…ちあきなおみ

発売日…1973年6月25日

レーベル…日本コロムビア

　初めてこの曲を聴いたとき、衝撃を受けました。あまりにも上手すぎるからです。まだ20代なのにここまで貫禄がある歌い方が出来るとは。

　「喝采」「劇場」と並ぶドラマチック歌謡の1つなのですが、この曲は毛色が異なるような気がします。なんといっても2曲に比べ曲名、曲調、歌詞がお洒落です。

　空港が舞台のこの曲は目の前に夜の空港や飛行機が見えてくるようです。

　また、面白いところは間奏部分で飛行機の機内アナウンスが流れるところです。フランス語で語られるので雰囲気がより増します。ちなみにシャルル・ド・ゴール空港は開港していないので、登場するのはオルリー空港です。

　現在では引退状態で「伝説の歌手」の1人になっているようですが、それがまたちあきなおみの特別さを引き出しているようにも思います。

　ちあきなおみ=「喝采」のイメージが強いですが、たまには違う曲もいいですよね。他にも演歌調の「さだめ川」や「矢切の渡し」など名曲も多いですから。

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