死にそうな悪魔がいたから余命を食わせて助けようとした話
辻秋命々
はじまり
「 君のために僕は何が出来るだろうか。」
誰かのために僕は何か出来るのだろうか。
何か出来るのかって、何をする気なんだよ。大雑把すぎて考えが何一つまとまらない。
僕は正義のヒーローじゃない、僕は改革者でもない、強者でもなければアニメの主人公でもなんでもない。
正義のヒーローって、世の中はすでに何が正義でどれが悪なのかなんて判別できない。唯一の判断材料といえば法に準ずる事くらいじゃないだろうか。
誰かのために何かをすると言うのは必ずしも正しいことでないんじゃないかと思うけれど、世の中はその考えを美徳とし、美化し、あまつさえそれを人に押し付けようとする。
再度考え直すけどもやはり絶対に正しいとは思わない。世の中逃げちゃダメという事柄だけではない。立ち向かい、乗り越え、成長する。故に正義で故に正しき行いだ。なんて、強者の戯言でしかない。
誰もが強く清らかに生きれるならそれがベストかもしれないけれど、そんなこと成せるわけがない。現実はもっと非常に、もっと残酷に。一般人を一般人たらしめる。多数一般ほとんどは弱者で、憧れを持つが故に強き者の意見は正当化され美徳化されている。
紛れもない、含みのない、圧倒的なほど
僕は弱者である
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます