最高の目覚めでしたん

※これは実は、んーーなのです。

「好きなんです・・っ」

こんな感情は初めてだった。

「でも俺は元カノが忘れられないよ」

そんなこと言うくせに

あたしをよく

泊まらせてくれるよね

一緒の布団に寝ているくせに

ただただくっついてくれるよね

「なー。俺らの会社は恋愛禁止だろ？いいのか？」

そうやっていじわるするんだから。

それでも良いって

あたしが言うこと

わかってるよね

「まだ飲むのか？」

「はいー。なんか今日あんまりいいことなくて」

「何か買ってくるか？」

「あ、あたし自分で行きますよ」

「いいからいいから。もう真っ暗だから行かなくていい」

そんなさりげない優しさを受けながらもあたしは飲んで飲んで、最後は彼のひざに眠る。

すると吐き気が。

そのままトイレにかけこみ嘔吐。

そんなあたしを介抱してくれた・・・

「顔、まっさお。きょうはもう寝よう」

「すみません・・」

「いいから。ほら、布団入るぞー」

体が小さいあたしは布団と彼の腕枕ですぅ、と眠りに入る。