また夏

投稿ありがとうございます。

貴方が私の本を読んでくれているなんて、なんて幸せなのでしょう。私は殆ど夢を達成してしまったかもしれません。しかし私の頭の中には沢山の文字の蟲が蠢いて、まだまだ元気に活動しております。こいつらは結構厄介で、一つ一つ時間をかけて取ります。


文字の蟲はとても小さく、よく見なければ動いてることなんて気づきません。しかし数が膨大な為、私の頭をすっぽりと覆いかぶせてしまいます。なかなか慣れると可愛いやつですが、いかんせん頭痛と肩こりには悩まされますね。解決法は唯一つ、こうやって書くしかないのです。本当の話。


あなたのご友人は私の本をなんと仰ってました?

ああ、何度も言いますように、モデルは貴方であって、貴方ではないのです。私は未だにどうやって物語を書いているのかわかりません。ただ、貴方のような人のために書いています。必死に今を生きて、死の縁に立ってもなんとか踏ん張っている人のために。


結婚したのですかね。それならばおめでとうございます。勧進帳でも読みたいところですが、今はまだ言葉が不完全に思えます。あなたの幸せを祈ります。


私は今作詞の仕事を請け負っております。貴方のために少しだけ書いておきます。

それでは。


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