『キャラクターが精神的に追い込まれる短編集まれ!』企画主です。
この度は本企画にご参加くださりありがとうございます。
主人公と彼女との真偽を巡った攻防、大変面白く読みました。自分が当然のようにあると信じていた能力が本当はなかったのではないかという疑いは私の好みでフフフでした。
御作品の感想を含むログをTogetterにまとめましたので、よろしければご覧ください。https://togetter.com/li/1368734
ご返信は不要です。
作者からの返信
ここ及びツイッターでのコメントありがとうございます。
「キャラクターが精神的に追い込まれる」というドンピシャな企画を催していただいて喜んで参加させていただきました。
本作はとことんまで追い込んでからのラストが見所の一つでして、楽しんでいただけたようで良かったです。
「なぜ彼女は彼の能力を否定するのか」「彼女が狙われるのはなぜ」
この答えの部分がすごくSF的に良かったです。
世界全体の時間を巻きもどすなんて、効果範囲が100憶光年以上あるってことだから、ありえない。実際には自分(の精神)が過去に移動する能力なのだろう。
私の考えはそこで止まっていました。
この世界がシミュレーションならば、世界全体の情報が一基のコンピュータに全部入っているので、全世界を巻き戻すことはぜんぜん難しくない。
だから巻き戻せれば、この世界はシミュレーションだという強力な証拠になる。
そういわれてみればその通りだ。
面白かった!!
作者からの返信
楽しんでいただけたようでよかったです!
最初は現ファン枠で結末も超能力を使って云々と考えたりもしていたのですが、
話を進めるうちにSF要素が増えていって、結末もSFっぽくなりました。
ますだ様に良かったと言っていただいた彼女の動機が肝で。能力の真意を確かめる理由が本当かどうかを確かめたいだけでは物足りなかったんですよね。それまでに出ていたSFっぽい用語ともマッチするので、なかなかにいい結末でした。
編集済
おー、なるほど。一体どういう落ちに向かっているのかまったっく読めなかったので、納得の結末でした。面白かったです!
ところで、一つ気になる点ですが、読んでいて場面が大きく変わる場所がよくわからなくなる場合があります。例えば、このエピソードだと、「くっ……」の後など?
箱守様の作品全体で時々見かけるので、そういうスタイルなのかと思いますが、少し気になったので、一応。
私的には空行三つとかあれば、場面が変わると言うことが暗示されるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
作者からの返信
私自身どういうオチに向かっているのかわからずハラハラしてました。
なんとか落とせてほっとしてます。
さて、場面転換のお話なのですが、あれ、今回入れてなかったっけって思って読み返したのですが、本作の場合は「俺の一日は……」がその役割を担ってるのでまぁいいかなぁと入れてなかったみたいですね。でも読み返してみると確かに開けた方がわかりやすいですね。何行入れるかは悩みどころですが。3行入れてしまうと空けすぎかなあとも思ってしまいます。難しいところですね。
面白かったです!タイムリープに自信を無くしていく時間旅行者っていう観点が面白いし,最後のどんでん返しに至るまでの展開もテンポがよくて,15分くらいの短編映画って雰囲気が好き。
作者からの返信
ありがとうございます!
取り扱っている題材は時間移動だとか量子力学なのに雰囲気はハードボイルドな映画風なんですよね。それが意外と合っていて気に入っています。