第八段階


 私には夢があって、それはいわば絵空事である。夢は作家になること。

 作家になるにはどうするべきか。私は考えた。嫌というほどに考えた。

 夢を追うどころか、私は逆に追われてしまった。夢に襲われるように。

 私は死んだ。夢に殺された。作家という夢に、二度三度四度殺された。

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