第59話

あっ!

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登録を済ませたあと、屋敷に戻ることにした。

街を見ていこうと思い、ブラブラ歩きながら街並みを見る。

すると、店と店の間に道がある。

他のところはものが沢山置いてあったりと通れないが、ここは何も置かれていない。


「こっちどうなっているのかしら」


そう独り言を漏らしながら、裏路地に入っていく。


裏路地に入ってみて、1言目。


「血が垂れてるんだけど…」


それが、向こうまで続いている。


いってみようかなぁ


血のあとを辿りながら歩いていくと、馬車に馬車があった。


「血は…馬車の中かな…」


近づいていくと、何かが腐るような、なんとも形容しがたい匂いがする。


「なんだろこの臭いは…」


馬車には…いや荷車に近いな…

荷車には、布がかぶせてあるようだ。


布をとる。


「うわぁ……なんだろこれ」


中には、黒い物体があった。


そして、それが人型であることに気づくのも

、そう遅くない。


「あなた、喋れるの?」


そう聞いてみるが、返事はない。


いや、何か呻いているがわからないというのが正しい。


「聞き方を変えようかな。助けて欲しければ、長く呻きなさい。ただし、私のものになってね?」


そういうと、小さい声だが、長く呻いたのが聞こえた。


「了解。助けるわよ。」


そういい、魔眼で状態を見る。


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~ゼラ・ヴァファムント〜


状態 腐永の呪い


身体が腐り弱っていくが、死ぬことがなく永遠と行き続けてしまう呪い。

禁呪に指定されている。


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うわぁ…誰だよこんな呪いかけたやつ。

跳ね返すことは…出来ないか…


じゃあ、普通にやるか。


まずは、無難に最上級の浄化魔法をかけ、すぐさま減っている体力を回復させる。次に、精神が壊れているかもしれないので、精神を安定させる魔法を使う。


治った姿に私は驚いた。


褐色ボインエルフ。


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