第54話

3日後、会議に出るために、エロチックスーツの姿で王城の正門に来ている。


「ま、魔族だと…」


「何故ここまで…嘘だ!」


このように門番が、絶望してるんですよね…


「王に呼ばれて来たんだけど、会議に出に来たぞと王に伝えて。そうじゃなきゃ、王城に力ずくで入るわよ。」


そういうと、門番の1人が走り出した。


そのまま、10分ほど1人の門番と睨み合っていると、後ろから殺気を感じた。


右手を右肩から30センチ程上にだす。


ガキンッ!


そんな音と、衝撃が腕を伝う。


剣による攻撃のようだ。

すると、直ぐに魔力を感じた。

(魔法が飛んでくるなぁ)

そう思いながら、魔力を感じる方に、左手をだし、受け止める。

氷の矢が飛んできたようだ。

ちょっと冷たい。


受け止めた腕に斬りかかろうとする気配を感じたので、その気配の後ろに一瞬で移動し軽く蹴りをいれ、魔法を撃ってきた方へぶっ飛ばす。


「なぁに?突然攻撃してくるなんてぇ」


色気のある声で聞く。声もかえたから身バレの心配はないo(`・ω´・+o) ドヤァ…!


と、心の中で思いながら聞いてみると、こちらに3人が4人歩いてくる。


ん?あれ?すっごいイケメンが近づいてくるんだけど…


あれ、噂で聞いた勇者じゃない?

やっべぇ…


「なぜ、こんな所に魔族がいるっ!」


と、イケメン


「魔族がここにいちゃいけないのぉ?」


と色っぽい私


「お前達は敵だろう!」


と勇者


「別に私からしてみたら、敵にすらならないから関係ないんだけどぉ」


と、馬鹿にしていると、

ずっと潜んでた?女が私の首にナイフを刺そうとしてきたので、そのまま受けてやることにした。


ガキンッ!


ボディスーツは首まであるので、それで弾いてしまう。


「あんたら本当に、勇者の中で1番強いの?」


実践向きなんだけど、なんかセコい。


「まぁ、傷つけられることもないし、気長に門番でも待ちましょうかねぇ」


そう言いながら、周りに小さな結界をはる。


その後、門番が来るまで勇者は私の結界に攻撃してたけど、この程度も割れないってそりゃ勝てないわ。


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