第35話
神聖魔法を発動する。
魔族が神聖魔法を使うっていうのもイメージ的にどうなんだろと思うが助けるために使う。
今回使った神聖魔法は「魂の浄化」という魔法で心身共に癒してくれる魔法で異常状態や呪いなどを浄化してくれる魔法だ。
「ふぅ、これでおっけい!結構魔力使うなぁ」
「娘は大丈夫なのか?!」
「うん、悪魔ごと浄化してやった!明日ぐらいには目を覚ますはずだから、目が覚めたらおかゆとか食べても胃がびっくりしないものを出してあげてね」
「私は疲れたから帰るね、また明日見に来るよ」
そういい王城を後にした。
「ただいまー!」というとメイド隊の一部がお出迎えに出てきてくれた。
が、明らかにルイスとマリアの機嫌悪いのが見て取れる。
「ルイスどうしたの?」と聞いてみるが「なんでもありません」と言って教えてくれなかった。
ルイスとマリアが仕事に戻った時にミカズキが近くに来た。
「お嬢様、隊長・副長のお恥ずかしいところをお見せして申し訳ございません。」
と謝ってきた。
「ルイスとマリアは何で起こっているかミカズキは知ってる?」
「はい、お嬢様と初めての狩でして隊長・副長は大変楽しみにしていたのですが、お嬢様がなかなか帰ってこず、心配していた時にお嬢様が狩のことをすっかり忘れた顔で入ってきたので、すっかり忘れられていたことに、「自分はお嬢様に覚えてもらえるような存在ではない」と自分にイラついていたようです。」
「え?私が悪いはずだよね?なんで自分を責めてるの?」
「先ほども言いましたように、お嬢様に忘れられる存在=いる意味がない、ととらえているからです。」
「えぇ...」
この後、ルイスとマリアに謝ったところ、やはり自分を責めていた。
なんとも、メンドk...ゲフンゲフン、難儀な性格だなと思った。
そして、次の日はメイド隊の冒険者登録とランク上げ(権力)をしたあと狩りに行く予定にしたところ、機嫌が少し良くなった気がした。
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