第2話 状況確認
≪この世界にある全ての生物へ≫
≪この世の中を受け入れ逞しく生きていくことを願う≫
………………はぁ?
えっ、ちょっ、はぁ?ナニソレ?イミワカラン。
何か世界の改変とか魔素とかステイタスとか聞こえた気がしたけど
幻聴でこんなこと聞くか?
いや、まあそんなこともある…のか
というか幻聴であってくれ。
マジで 頼むから お願い
土下座でもなんでもするから
誰に土下座するのか分からんけど
こんなこと考えてる内に目が冴えてきたこれならあと二徹ぐらい出来そうやな。
というか、さっきから具体的にはあの変な声?男でも女でもない自動音声?天の声?みたいなやつの後ぐらいから力が体の内側からでてきてる?ような気がする
例えるならエナジードリンクを2,3本飲んだ感じ。ちょっとビミョーな例えだけど
まぁいいや
頭も冴えてきたしさっき聞こえた声?(以後仮称 天の声)の話の整理でもするか
ヤツの話をまとめるとこんな感じ
①世界を改変しました
②この世界に魔素を入れました
③「魔物」と呼ばれる存在を作りました
④ステイタスがあります
うん、じゃあ一通り検証してみるか
まず①は無理。だってどういうことか分からないんだもん!
幸先不安だが次行こう
② これも無理。世界の改変より分かるけどそれをどうやって確かめろと……
あれか?感じればいいのか!?体の内側にある力を感じれば取れいいのか!?
いや案外いけそうだな。ちょっとやってみるか
よし、体の内側に力、あるか?
……ある!!
というかさっきからみなぎってる。これが魔素か?まぁ多分そうだろう。そうに違いない
魔素って言うぐらいなら動かしたり出来るのだろうか。そしてあわよくば魔法とか使えたりするのだろうか。
それが使えたら最高だがいきなりは無理だろう
なら動かすぐらいはやってみよう。ダメでもそれはそれで「ダメだった」って言う検証になるし良いだろう。
言い訳も終わったしさっそくやるか
まず、体の内側にある力を意識する
した途端に物凄くドロドロした血?みたいのが全身を内側から這いずり回っている感触が襲った
ナニコレ?気持ち悪い。物凄く気持ち悪い。
うん、これ耐えるだけでも限界だ。とても動かすなんて出来そうにない
なので一旦終了
意識を他のもの向けてみるとあのドロドロした感じは消えた。それで少しほっこする
あのままずっと過ごすのはものすごく嫌だったので消えて良かった。消えなければ発狂していたかもしれない。
③ これは検証自体はすぐ終わりそうたが、このこと重大さが半端じゃない
これ最悪、狂暴な魔物がそこら辺を歩き回っている可能性もあるってことじゃね?
そうなったら生きていけるか自信がない
力があれば別だろうけど
とりあえず窓開けて確認してみるか
と、思いつつ窓の方に歩いていると窓が嵌まっている壁に何かを発見
それは全体的に黒く、若干テカっており、上から伸びたものが時折ゆらゆら動いてる。
それは見ようによっては可愛いと思えるようなつぶらな瞳をしており、特殊な感性な方はカッコいいと思うようなトゲトゲした6本の足もっている。
それは台所などのいたる所に潜み、1匹いれば100匹いると言われ、Gの名で知られるアイツ
ゴキブリ(学名 Periplaneta fuliginosa)である。
彼らはもうすぐ知ることになる
これか後に運命の出会いであったことを
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