第111話  敵陣、奥深く


 




 アベルらを加えたリモン公爵一行は、コンラート軍団の外縁部を警戒している部隊と接触した。

 千人ほどの軽装歩兵を率いているソベク男爵という人物と面会する。

 コンラート皇子が休んでいる軍陣の場所は極秘なので、末端の現場指揮官である男爵は詳細を知らなかった。


 敵対派閥とはいえ皇帝国公爵家の権威は絶大だ。

 ソベク男爵は丁重な態度でリモン公爵に応対して、とりあえず上部組織であるドラージュ公爵家の騎士団へと誘っていく。

 夜道を移動していると平野は無数の焚火で輝いていた。


 数千人規模の部隊が天幕を張って休んでいるようだ。

 なにしろ冬の足音が聞こえて来る時期。

 野外で睡眠など、暖をとる炎がなければ寒くてできない。

 六万人という途方もない大軍は村などで収容するのは不可能だ。

 かなり広範囲に分散して適宜、休んでいるように見える。

 これだけの軍勢を統率するのは、それだけでも難事であろうとアベルは想像した。


 ドラージュ騎士団に到着すると、当主のエンリケウ・ドラージュ公爵は不在だった。

 その代わり、公爵家長男にして騎士団長のエリアス・ドラージュが留守を務めている。

 コンラート皇子の正妻アデライドはドラージュ家の出自であるので、もっとも強烈な親コンラート派なのがドラージュ家と言える。

 エリアス・ドラージュは三十代後半ほどの容姿で、突然訪ねてきたリモン公爵に途惑っているようであった。

 ただ、門前払いするつもりはなく話しを聞く態度だ。


 リモン公爵は交渉を始めた。

 目的、権限、家柄など……様々な材料を持ち込んだ巧みな物言いだった。

 特にコンラート皇子からの内密の件につき……という臭わせが効果を示した。

 仕上げにリモン公爵が強硬に主張するとエリアスは折れた。

 ともかくコンラート皇子の軍陣までは案内するという。

 ただし、面会するかどうかはコンラート皇子の考え次第のようだ。


 なかなか派閥以外の者と会おうとしないコンラート皇子に、あと一歩というところまで来た。

 アベルはリモン公爵の高い交渉能力に内心、静かに驚く。


 もう時間は深夜を過ぎた頃だ。

 エリアス・ドラージュが直接統率する部隊に囲まれつつ西へと移動していく。

 皇帝国主幹道路の分岐点にほど近い場のようだった。

 ここから東に行けばリモンやハイワンドといった皇帝国最東部に到達する。

 南下すればレインハーグやベルギンフォン領だ。

 もっとも、もはやそこは皇帝国が追われた地域であるが……。

 

 やがて軍営地に着く。天幕に案内されたが、椅子に座るのはリモン公爵ただ一人。

 残りの騎士や魔術師は、全く油断していない。

 粗野な殺気を放つようなことはないが、小さな物音も聞き逃さない緊張感を持っていた。

 もし、本気でコンラート派閥の者がリモン公爵を殺害なり拉致なりを狙って来れば、護衛の者たちは命懸けで戦う。

 数百人で攻め寄せようとも、魔力で身体強化をした手練れと魔法攻撃で死ぬまで抵抗すれば、恐ろしい損害が出るだろう。

 しかも、リモン公爵本人をいかにも乱暴に謀殺すれば、あらゆる方面から反感と敵意を買う。

 だから、簡単には手荒なことはできないはず……。


 アベルはそう結論してみるが、所詮は気休めかもしれなかった。

 ウェルス皇帝のいなくなったいま、権力闘争を抑えていた最後の堤防が崩壊しているのと同じことなのだから。


 やがて東の空が薄く白み、小鳥が囀りを始める。

 明け方は、やけに冷えた。

 広い天幕なので暖炉を作ることもできるはずなのだが、そうした配慮はなかった。

 外が騒がしい。

 アベルが見てみると、立派な服を着た貴族や完全武装の騎士が百人以上も集まっていた。

 周りはすっかり相手側の人間に囲まれている。


 やがて文官と思しき老人が一人、リモン公爵の元にやって来た。

 彼はコンラート皇子の侍従長だった。

 皇子は朝食に招く用意があるというのだが、公爵は用件簡素にてそれに及ばずと素っ気なく答える。

 ともかくリモン公爵は椅子を立ち、天幕の外へと歩く。

 侍従長に連れられてアベルたちも歩いていくと、やがて木柵に囲まれた警戒厳重な場に辿り着く。


 中には破格に豪華な天幕があった。

 通常、軍営に使う野外天幕は丈夫で簡素なものが用いられる。

 しかし、その幔幕は外側が黒い絹。内側の全てが最高級の絨毯だった。

 複雑で絢爛な文様が隙間なく施されている。


 二十人を超えるリモン公爵の一行が悠々と中に入れるだけの広さがあって、内部に進むと大きな卓があった。

 その最も奥、つまり上座に座っているのがコンラート皇子だった。

 天幕には多数の警護者もいて、防備は万全だ。

 隅には伺候した臣下どもが整然と列している。 


 アベルはその顔をよく見る。

 だいぶ離れているが、表情は良く見えた。

 若いのか老けているのか判然としない顔つき。

 以前、聞いた話しだと三十歳ぐらいのはずだが、少なくともそんな年齢には見えなかった。


 腫れぼったい瞼に吊り上った目。

 灰茶色の濁った水晶のような瞳。

 頬は膨らんでいて口角は不機嫌な子供のように歪んでいた。

 顎は細い。

 面相に険阻な気配が揺らいでいる。

 疑い深く、欲深い。

 そういう人間の顔だった。


 頭には贅を尽くした冠を被っている。

 全体は黄金で造作された葉が重なるような意匠、所々に大きな金剛石や紅玉が散りばめられていた。

 アベルはあの冠と比肩するものを、かつて一度だけ見た憶えがある。

 魔女アスの神殿でのことだ。

 およそ、この世の装身具の粋ばかり全て集めたような一室があった。

 首飾りにしても腕輪にしても二流の物は、何一つとして無かった。


 コンラート皇子は食事をしていた。

 卓上には銀食器によそわれたスープやパン、切り分けられた複数の肉などが大量に並んでいる。

 アベルら供の者は前進を止められて、リモン公爵のみが食卓の手前まで進むことを許された。


 コンラート皇子の右隣には中年の男が座っていた。

 禿頭で眉だけは太く、やたらと精力的な顔をしている。

 目が大きく、唇も分厚い。

 脂ぎっていて、気迫が迸る男だ。


「コンラート様。ドラージュ公爵。久しいですな」


 リモン公爵のそうした呼びかけで、かの禿頭の人物がドラージュ公爵であるのをアベルは知った。

 コンラート皇子が肉を食べるのを止めて語りかける。


「リモン公爵。我が大軍団を見て考えが変わったか。疾く跪き、正統なる皇帝に拝謁せよ」

「それには及ばす。皇子」


 皇帝を名乗る男、だがリモン公爵は迷わず皇子と呼びかけた。

 それだけのことで耐え難い屈辱を感じたらしいコンラートの頬が痙攣する。

 

「さて、皇子よ。かような大軍勢を用意して、ついに因縁深きガイアケロンとハーディアを滅ぼしに来たかと思えば、さらに南に行くらしいとのこと。真意、尋ねに参ったしだいにて」

「ふ、ふん。それか。ちと、考えがあってな。まず王道の僭称王族リキメルめを血祭りに上げる事とした」

「ほぅほぅ。なるほど。大騒ぎをしておる割には小物から片付ける作戦なりと。もはや冬の始まりと呼んでもいい季節。小物のリキメルを敗退させたのちは春まで暖かい室内でお休みになられるがよいでしょう。テオ様でしたらその間にディド・ズマかイエルリングを敗退させまする。皇帝の座はそれで決まりとなりましょうぞ」


 いきなり、全力の挑発だった。

 天幕の中は騒めく。

 無礼であろうと大声で注意したのはドラージュ公爵。

 コンラート皇子は怯えと怒りを混ぜ合わせたような複雑な表情を浮かべた。

 アベルは皇子の指が忙しなく蠢くのを見逃さない。

 たったこれだけの揺さぶりで動揺し、果ては混乱に近い精神状態になったのが透けていた。


「リモン公爵家を傘下に組み込みたいとの要望ですが、忠誠誓った臣下どもを戦場へ置き去りする執軍官に飽き飽きしておりまする。どうやら、儂はまたしても貴方様の雄姿を見ることは叶わないようですな」

「あ、あれは致し方なしだったのだ! 下手をすれば包囲される恐れがあり、私が西に逃れることにより敵の意図を無にする効果があった。総大将を守るのは当然であろう!」


 リモン公爵は呆れた風に首を振る。

 反省もないまま再び軍を統率する者として戦いに臨もうというその傲慢。

 癒しがたい愚かさ……。


「……将らしい姿を見ることは、このまま永久にありませぬか」

「このコンラートには戦略があるのじゃ! 不心得ものめが!」

「戦略ですと! では……この白髪頭めに御教示を賜りたく」

「ええい! ミュラー子爵! ここに来てお前の考えを聞かせいっ」


 天幕の隅に居並ぶ人々の中から頭でっかちの、くたびれた感じのした中年が出てきた。

 アベルが薬師のふりをしてパティアの街で接触に成功した執軍官のノルト・ミュラーだった。

 胃痛を起こすほどの辛い激務に耐えて仕事をしているような、そういう男だった。


「では、失礼ながらリモン公爵様に我が作戦の一端をお伝えいたします。まず、ガイアケロン軍団と決戦をするのは来年。場所はポルト郊外が適切であります。来年の春までには八万もしくは十万人の兵員を編成することができるはずです。それだけの兵力があれば戦わずしてガイアケロンを旧ハイワンド領から駆逐できるものと確信します」

「それは、なぜかな」

「ガイアケロンは勇猛ですが、同時になかなかの智将でもあります。勝てないと踏んだのなら迷わず中央平原まで後退することでしょう。ただし、問題が一点。十万人の大軍が移動するのには平地の主幹道路が適切。北部山脈の山道は蛇のように曲がりくねり、大軍を動かすのには向いていません。遠回りでも南下して旧レインハーグ領を解放。しかるのち北上してガイアケロンに圧迫を加えるのです」


 リモン公爵は黙っていたが、やがて肩を震わせ大声で笑った。


「なんと欠伸がでるような悠長さ。戦略とまで言いなさるから、期待して耳を澄ましておったのですが……お嬢様の飯事ままごとでござったか」


 ミュラー子爵は眉を顰めて沈黙した。

 コンラート皇子の言う戦略とは、実質この男が立案しているものと思われた。


「武人とは飯が出されれば素早く食べるもの。ガイアケロンとハーディアは既にポロフ原野に進出しております。我が物見どもは将旗の翻りを確認しておりますれば、決戦も間近となりまする。こちらは準備万端。ガイの首でも獲ったればテオ様に献上させていただきましょうぞ。それにて次代皇帝は確定というもの」


 いよいよコンラート皇子の顔色が変わっていく。

 陸に打ち上げられた酸欠の魚のように口を動かし、目はすっかり落ち着きをなくした。

 何かに恐怖した小動物のごとき姿だった。


「ここよりポロフ原野まで、重装歩兵でも二日か三日の距離。そのような至近距離に王道の英雄、我らにとっての仇敵ガイアケロンとハーディアがいて見過ごすとは……! 驚くなり、男気までもが無いと呆れかえるばかりなり」


 列しているコンラートの臣下たちから怒声が上がる。

 前に踏み出した者までいた。

 理性のある者が同僚を宥め、押し留めている。

 コンラート皇子は痙攣に似た動きで顔を振っていた。

 それから衝動的に手元の肉料理が乗った銀の皿をリモン公爵に投げつけた。

 胸にあたって汁が衣装に飛び散るが、リモン公爵は意に返さない。


「さて。このリモンめは、伝えるべきは全て伝えましたぞ。あとは皇子、ご随意になされい。今は袂を別っているとはいえ、皇帝国の皇子へ敵の動向につき注進を奉ったまでのこと。それではこれにて」


 リモン公爵はコンラート皇子に背を向け天幕の出口に向かって迷いなく進む。

 アベルらはそれに付いて行く。

 誰も止める者はいなかった。

 木柵を出て、乗ってきた馬に乗ると早駆けでリモン公爵の領地に向かって進む。




 怒り狂ったコンラート皇子はドラージュ公爵に宥められて、ようやく落ち着きを取り戻していく。

 次にノルト・ミュラーに叫ぶ。


「ミュラー! 何をもたもたしておるのか! 今すぐ目標をポロフとかいう場所に変えい!」


 ミュラーは答えに窮する。

 実のところガイアケロンに動きがあったのは潜入させている間者からの報告で知っていた。

 しかし、ポロフ原野という地域はリモン公爵の担当戦域なので詳しく知らない。

 敵対派閥とはいえ子爵である自分を遥かに超える爵位のリモンへ、あれこれ要求できるはずもなく戦略構想から外さざるを得なかった。


 それよりもミュラーは王道国第二王子リキメルに着目した。

 ポルトの戦いで大損害を受けた彼は以降、活動を停滞させていた。

 それが一年ほど前から再び活発化させていたが、それでもあくまで決戦を回避する動きに終始していた。

 工作員を潜入させて調べたところリキメル王子の直参は一万人程度の軍勢で、残り二万人ほどは傭兵戦力であることが判明している。

 しかも、その質は低いと感じさせた。

 強大な兵力を有しているイエルリング、ディド・ズマに比べて勝利しやすい相手だった。


 コンラート派閥に賛同した皇帝親衛軍は約三万。

 ドラージュ公爵、オードラン公爵、ベルレアリ公爵、他伯爵勢からの兵力が合わせて約三万。

 最終的にはさらに数万人は集められるはずだが、それには時間がかかる。


 手持ち、約六万の兵力で戦うにはリキメルが適当だった。

 王道国も王族同士が強く連携しているわけではないが、リキメルが危急となれば援軍を派遣してくるかもしれない。

 それでも勝算はあった。

 だから進言した作戦だったのだ。


 いくらかの疑義は差し込まれたものの、大過なく執軍官をやり遂げていたミュラーの必死の説得でなんとか軍勢は纏まっていたのだが。

 ここに来て風向きが一気におかしくなった。


 リモン公爵はどうして挑発するような物言いをしたのか分からない。

 リモンの守りが充分なら黙って戦えばいいはずだ。

 ガイアケロンを討ち取れないまでも撃退したとなれば、それはそれで立派な武勲である。

 己の領地を守るのは義務であり、戦力が足りないのなら派閥のテオ皇子に頼めばいい。

 まるでポロフ原野にコンラート軍を引き入れたいかのような……。

 何にせよ相手の意図に乗るというのは危険なこと。

 ミュラーは反対意見を述べるしかなかった。


「ガイアケロンはポロフ原野という場所で侵攻を停滞させております。強行突破を狙っているのかもしれませんが、リモン公爵に任せておけばよいかと……」

「ならん! ならん! ああとまで私を見縊った発言。許し難い。だいたい確かに好機である! 命令であるぞ。南下を取りやめ、東に軍団を進ませい」


 先ほどまでの動揺ぶりはドラージュ公爵に機嫌を取られてすっかり回復していた。

 このいとも簡単に気分を変え、そのたびに真逆の意見を口にする主にミュラーは苦悩している。

 帝都にいてくれた方がまだ良かったと内心で思うのだが、むろん口にはできない。

 なおも説得を試みるミュラー子爵の横から、一人歩み出たのは皇帝親衛軍の将軍ピラト子爵だった。


「それではこのピラトに先陣をお任せあれ」


 コンラート皇子は満足げに頷いた。

 触発された他の貴族などが同じような反応をする。

 誰しもが活躍し、コンラート皇子の歓心を買えば出世できると、そう考えているようだった。

 ミュラーはコンラート皇子に呼びかける。


「コンラート様。執軍官はこの私のはず……」

「お前の主は誰だ」

「……」

「私の軍団は私が動かす。もともと帝都から離れられなかった間、一時お前に預けていたにすぎん! 精勤したようだからこれまではお前の策を汲んでいたが、かかる事態に対応できない意固地な様子はなんだ? だいたい私は始めからガイとハーディアが狙いだった! ドラージュ公爵。急ぎ軍勢を向けよ。差配も頼む」


 ミュラーは取り残されて、軍陣は逆に活気に沸いた。

 巨大な機会が訪れたと、あらゆる貴族は意気揚々となる。

 執軍官ミュラーの陣立ては厳密で、役割りは整然と分担されているだけに、予想外の顕職に恵まれる可能性は低かった。

 脇役をやらされていると考えて不満を持っている者は多かった。

 それが一気に変わってしまった。

 ミュラー子爵の手腕を認める者も沈黙するしかなかった。





 正午ごろ、リモン公爵の軍陣に戻った。

 アベルは礼を述べる。


「リモン公爵様。あそこまで言っていただけるとは思いませんでした」

「元からいつか言ってやろうと考えていたまでのこと。時機だったというだけだ。別にお主のためではない」


 リッシュが一瞬の躊躇いをしたあと口にした。


「アベル。僕にはマティウスという名の兄がいる。立派な武将だったよ。けれど中央平原でコンラート皇子の命令に従って……結果は敵中孤立することになった。脱出するときに幼い頃から共に育った近習の騎士たちは全員死んでしまった。マティウス兄上は命拾いをして逃げ戻ってきたが……頭がおかしくなってしまった。昼間は意味不明な言葉を叫び、夜は涙を流し震えている。コンラート皇子にはせめて、臣下がどうやって戦っているのか心から理解してもらいたい……するべきだ」


 リモン家にもコンラート皇子に対するわだかまりがあったという事だ。

 アベルは自分がほんの僅か後押ししただけなのを知った。


「リッシュ。コンラート軍団の動きを見届けたら僕たちはまたハイワンド領に戻る」

「なっ! いくら何でも、そりゃ危険すぎる」


 アベルは真実を口にできない苦しみを飲み込んだ。

 ガイアケロンとハーディアは父王イズファヤートの命令に従って戦争を遂行しているにすぎない。

 仮に二人の内どちらかが王道国の最高権力者になれば、戦争は終結する可能性が高い。


 イズファヤート王が寿命、老衰で死ぬことはないとアベルは念じるように思う。

 ガイアケロンの憎しみと殺意が結実する日。

 現実となる。

 必ずだ。

 そのために命懸けで力を貸してやらねばならない。


 しばらく軍陣で休んでいると、報せの早馬がやってきた。

 コンラート軍団が街道を進んで近づいてきているという報告だった。

 アベルはカチェの顔を見る。

 何も言わずに頷き、荷物を手にした。

 リモン公爵家の人々と手短に無事を祈るという挨拶を交わして、アベルは軍陣を出る。

 表で待っていたワルトと合流し、走り始めた。




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