第68話 軽く熱発か?
やあ、おいらです。
夕方になって、少し寒気がしてきたので、本当に寒いのか、熱発したかのどちらかでしょう。熱発すれば、風邪菌やら、ウィルスを死滅させてくれるからいいなあ。でもね、確認しようにも、残念なことにおいらの部屋には体温計がありません。前の家でルームシェアしてたときに元妻が自分の体温計が見つからないからと言って、おいらのを使った挙句、ちゃんとしまわなかったので、まだ生きていた、ねこのアビの餌食になり行方不明になってしまい、引越しの時にも出てこなかったのです。元妻は「弁償する」と言ったきり、一年以上放置ですわ。ちょっとムッとしたおいらですが、その話をすると、たぶん、元妻の方が逆ギレするので黙っているしかありません。症状としては朝からの喉の痛みが首筋や頭にも広がった感じですが、それほど苦しいというものではありません。
夕方なので、いつもの精神病のお薬を飲んだのですが、いけねえ、ついクセで鎮痛剤も飲んじゃった。解熱しちゃいますね。風邪菌死なない。
ケーシー高峰さんが亡くなったそうで。ああいう怪物的な人も亡くなるんだなと思いました。なんか『笑点』にこの前まで出演していたような気がして……合掌。
本屋大賞が決まったとか。瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』ね。相変わらず、書店員の好きそうな小説だな。おいらは百万円くれるなら読むよ。一万円でもいいかな。
目下おいらの楽しみは今日明日中に『ババアの元妻遅延便』で届く『泡坂妻夫最終公演』と『蜂蜜と遠雷』上下巻ですね。届いても、すぐに読むわけじゃないけれど、「持っている」というのがうれしい。
思えば、泡坂妻夫先生死去。北森鴻さん死去。多島斗志之さん失踪と立て続けにショックなことが続いた時がありましたね。三人とも、おいらのお気に入り作家さんだったから、軽く、打ちひしがれました。北森さんの本は残らず文庫になり、余計なもの(公私にわたるパートナーだった女性作家が北森さん名義で出した本)もありましたが、コンプリート。多島さんは失踪状態で亡くなったと決まっていないので、全ての作品が凍結されてしまっている。失踪後十年経たないと死亡宣告は下りないから、本は出ない。十年経ったら、ドバッと復刊するんじゃないかなあ。ご家族の意向もあるけどね。申し訳ないがそれが楽しみだ。泡坂先生の復刊ラッシュはものすごいですね。それだけ需要があるということだ。もっと出せ! もっと出せ! ミステリーじゃなくて、人情もので直木賞獲ったんだから、そっち方面も復刊していいよ。おいら買うよ。
では。
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