第55話 お詫びと開き直り

 こんにちは。かっぱです。僕がててくるということはどういう意味があるかは少数のお得意さまには想像がつくと思います。

 当組織のよろしくま・ぺこりは春の陽気に誘われて一時的だとは思いますが、テンションが上がってしまったようで、バカみたいに駄文エッセイを連発し、皆さまにたいへん、ウザい思いをさせてしまったことを深く陳謝いたします。申し訳ございませんでした。現在、ぺこりはハイ&ロー、ロー&ハイという、精神医学の専門用語で言いますと、「混合状態」という症状が出ております。もともと、ぺこりの病気は双極性障害Ⅰ型と言いまして、単なる鬱病とは違い、生涯完治しない病気なのです。良くて寛解状態。主治医の古賀先生は寛解状態が長く続くようにカウンセリングと投薬治療をしてくださっているのですが、ここが難しいところで、薬をきちんと服薬してもハイ&ローはやって来てしまうのです。『クイズ ハイ&ロー』の名セリフ「ナウ ゲッター チャンス!」とはいかないのです。あれ? あの番組の初代司会者は愛川欽也さんでしたっけ? 伊東四朗師匠でしたっけ? ああ、また古いことを言ってしまった。万が一、興味がありましたら、検索検索。ああ、現職の千葉県知事とは関係ないですよ。「健作」なんて連呼していたら、公職選挙法に引っかかって逮捕されちゃいます。

 いま、ぺこりは睡眠薬と精神安定剤の力でおとなしくしているように見えます。でも、あの悪党はなにをしでかすかわかりません。閉鎖病棟に入れましょう。本当にご迷惑をかけます。以上、かっぱでした。


 やあ、おいらです。何か問題でも?


 なぜか、ご奇特な皆様から★をいくつかいただきました。ありがとうございます。で、下世話なおいらは、もしかして、ランキングの底辺に載っているのではないかと邪推しまして、久しぶりにランキングなんてものを閲覧してしまいました。そうしたら現代ファンタジー部門に『悪の権化 よろしくま・ぺこり』が300位以下でしたが一応載ってる。まあ、いくら底辺でも、載るってことはすごく嬉しいな。ついでに調子に乗って、エッセイ・ノンフィクションのランキングを閲覧すると、なぜか『狂気の夏』がランキングに入っている。どなたかが★を入れてくれたんですね。ありがとうございます。そして、超底辺ですけど『前略、前を向いて生きていく年齢じゃねえ!』までランクイン。嬉しいなあ。でもさ、考えてみると★3つでランキングされるって、なんだか奇妙ですよね。それに一週間も経てば、ランキングからあっさり消えちゃうんですよね。まるで線香花火のように儚いですね。まあ、あんまりそういうことを気にしすぎると十二指腸の潰瘍を塞いでいる蓋があっさり取れちゃって、地獄の痛みが右の脇腹を襲い、のたうちまわる羽目になるので、ここはおおらかに行こう。そういや、近所のおばちゃんに、胃薬をねだったら「ない」って冷たく言いやがった。仕方がないからとても依存しているというか半ば、寄生している元妻に「買って来て」と電話で頼んだら、「金曜日に横浜に行くから、安売りドラックストア、OSドラックで買ってくる。それまで待て。もちろん金はもらう」って言われました。日曜から木曜日の間に潰瘍の蓋が取れたらどうしよう。金曜は皮膚科、土曜日は亡母の三回忌。おいらにはベリータイトな週末のスケジュールだよ。実父は平服でいいと言ったけど、本当に大丈夫なのか? 万が一、激太りの真相を親戚に聞かれたら、この七年、八年に起きた悲劇を独演会状態で喋っちゃっていいのか? たぶん、みんな引くよね。おそらく、実姉は「喋るな!」っておいらを睨み付けると思います。なので、今年もおいらはお飾りのボンクラ長男で、長門有希のように無言をつらぬけばいいのでしょうか? もし、当日、おいらが超ハイだったら、一家崩壊だな。


 さて、今出ているハルヒは読了しましたよ。さて、次は何を読もうかな。一番手は深谷忠記さんの『ゼロの誘拐』。元妻は面白いと言っていたけど、かなり古い本で、ずっと絶版状態だったのをバカ書店限定復刊したそうですが、全然売れてないんだって。誰がセレクトしたかは知らないけれど、携帯やスマホのない時代のミステリーは当世、かなり厳しいでしょうね。少し考えればわかりそうなのになあ。この企画の責任者にはペナルティを与えるべきだと思うけど、他人の店のことだからね。そしてもし、本当に二刀流読書ができるのであれば、二番手として、泡坂妻夫先生の『死者の輪舞』を読もうとおもっちょります。『ゼロの誘拐』がものすごく面白かったら、それに集中。そうでもなかったら、実績のある泡坂先生のリリーフに頼ろうかな? まあ、ジジイに二刀流ができるかが大いに不安です。

 では。

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