前略、前を向いて生きていく年齢じゃねえ!
よろしくま・ぺこり
第1話 妄想老人の戯言
やあ、おいらです。
もう駄文は自分でも飽きてきたし、お客さまも目に見えて減少していたので、お休みという形で、フェードアウトしようと思っていたんです。
でも、何かしらは小説以外の気楽な文章を書きたいなあと思って、昔、キチガイだったときに勢いだけで作成して、訳がわからない文章と冗句をぶつけるように書きなぐった挙句、キチガイが天を貫いちゃって、異常な断捨離をした際に、全文を消去して、放置していたココログにちょっと書き込んでいたのですが、なんか、どうも面白くない。アウェー感が強すぎて。それだったら、まあカクヨムでね、ちょっと遊ばせてもらえましたら幸いでございますってことで始めさせていただきます。PVとか応援とかは、全く気にしません。たぶんですがね。まあ、万が一これを見つけて読んでいただけたら、お得意さまはお久しぶりでございます。一見さまは初めまして。ゆっくりしてってください。お茶の一杯も出ませんけどさあ。
そういうわけで、たびたび虚言を吐き、誠に申し訳ございません。以後、気をつけますが、再犯率は高いかな?
ええと、ここで、カミングアウトをいたします。まあ、うすうす感づいている方もいると思いますが、
「アイ ワズ ゲイ……」
すみません。ネタが古すぎました。板前にはきちんと説教いたします。ではなくて、
「おいらは、ジジイです」
はい、字面の通りでございます。
でね、「おいら」という一人称なんですけど、ジジイの使うものですかねえ? 本当に、おいらって言ってるの、たけし師匠しか知らないよ。メールだとけっこういますけどね。本来、どういう人が使うべき一人称なんでしょうか?
それで、考えたんですけど、この際、一人称を代えようかなってね。ジジイらしいものにさ。まず最初の候補は「わし」。ううん、なんか友蔵みたいだな。続いて「私」もしくは「わたくし」。これだと真面目なエッセイと間違えられちゃうかなあ? 「ワタクシ」。これはさあ、寅さんか、昔のポルノ女優だね。名前は忘れちゃったよ。「あたい」。こうなっちゃうと、芦屋小雁師匠がやる、頭の足りない小僧さんですね。「僕」または「ぼく」もしくは「ボク」。同じ発音なのに感覚が全然、違いますね。「僕」はエセインテリ、「ぼく」は児童書の主人公、「ボク」は水っぱなをたらしているバカな子ってなもんだ。
もうあとは「拙者」「それがし」「ミー」……もう限界だあ。仕方がないので、ジジイなおいらで当分は続けます。いやあ、本当に内容がなくて、お詫びのしようもございません。
さて、春はおいらのようなキチガイには危険な季節です。毎年、この時期になると、おいらの“おともだち”を街でたくさん見かけるでしょう。なんでだろう? そういえば桜の花の香りには人を狂わす成分が含まれているって聞いたことがあります。だから、桜の木の下で、日本人は酒に酔っておかしくなっちゃうんだね。でも、ソメイヨシノは絶滅しちゃうみたいだから、お花見を楽しめるのもあと少しですね。
おいら昔ほど、桜に興味がなくなってきました。では一句、
せっかちに花を散らせる桜より大地に芽吹く花を愛す
駄作、失礼いたしました。
本当は、今作を四月一日に始めようと思ったんですけど、「バカ」って言われるのがイヤだから先走りました。いくら、その前に「四月」がついてもさ、ジジイの持っている、かすかなプライドを守りたいのさ。
では。
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