第3話 バックギャモンとは何か

キング・オブ・ゲーム。

基本的に二人で対戦するボードゲーム。ボードには、24の枠があり、双方15個の駒を所定の位置に並べるところからゲームが始まる。

ダイス(サイコロ)を2個、カップに入れて振り、出た目の数だけ駒を進めることができる。ただし、ヒットされて24の枠の中央のバーに駒があり、かつ、相手方ボードが埋まっている時など、出られないこともあれば、バーに無くても相手のポイント(2枚以上の駒)があって進めないこともある。

ゲームは、15枚の駒を自分の陣地から、枠の外に全部だしたら勝ちである。

本格的には、11ポイントマッチ、3セットマッチといったロングゲームが主流である。もちろん時間がかかる。

ボード、ダイス、カップのほかにキューブという特殊な6面体を用いる。掛け金を、2倍、4倍、8倍といった順で倍にしませんかと提案するのだ。もちろん、通常は有利な側が提案する。パスすればその時の掛け金を取られ、テイクすると掛け金が倍になる。

バックギャモンはサイコロを使うので運のゲームだと誤解されやすい。しかし、このゲームで一番強いのはコンピューターだ。複雑な確率計算を瞬時に行う。人間はコンピュータの回答を見て、なぜそれが正解かを考えるのだ、


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