第49話 ありがとう

 小学校の時から憧れていた矢吹舞に振られたのだ。もしそばにラブリがいなかったら、ずっと憂鬱な日々を送っていただろう。だが、今は妙にスッキリした気分だ。


「フフ…、ありがとう…… ラブリ❗❗」

「え、何が…☺✨✨」

 大きな瞳で見つめられるとドキドキしてしまう。


「ラブリが彼女で…、マジで良かったよ…😳✨✨」

「そォ~…、でしょォ~…😌✨💕」

 ベッタリとくっついてきた。意識的なのか、胸の膨らみが僕の二の腕に当たった。

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