第14話現実逃避だってよ
令和元年早々、趣味コンを予約している。
それまでは、特に何もなく過ごす予定なのだが、思いがけない出会いがあった。
婚活とは程遠い話だが、アイスブレイク程度に読んで頂ければと思う。
ある日
用事があり、出掛けたのだが、予定より早く目的の駅に到着した。
30分程度時間があったので、本屋で時間でも潰すかと思っていたところ、駅前に人だかりがあることに気付いた。
路上ライブをしているようだ。
普段、路上ライブが気になったことは全くなく、素通りしていたのだけど、この日は何故か違った。
よく通る、表情のある歌声。
野次馬根性で、「どんな人が歌ってるんだろう?」と気になり、人混みの間から見てみた。
それから、本屋で時間を潰そうと思っていた30分間、ずっと足を止めてその人の歌を聞いていた。
有名アーティストの曲をコピーしているのだけど、何を歌っても上手い。
最後まで聞いていたかったけれど、予定の時間が近付いてきたので、泣く泣くその場を離れた。
その時は名前が分からなかったのだけど、気になり過ぎて、調べに調べたところ、それなりに有名な方のようで、あっという間にファンになってしまった。
ハマると一直線なので、それから路上ライブに足しげく通っている。
20代の頃に売れ始めのアーティストにハマり、休日をほぼほぼライブやイベントに費やした過去があるので、沼に入ると抜けられないことは重々承知している。
…と言いつつ、CDをポチった。
あ、一応言っておくと、よくアーティストとお近づきになりたい…みたいな人もいると思うが、わたしは結構冷めた性格で、舞台の上にいるその人が好きなのであって、プライベートは全く興味がない。
極端な話、性格に難ありでも、遊び人であっても、プロとしてファンを楽しませようという気持ちが伝わるパフォーマンスをしてくれれば、それで良いのである。
(表現が乏しく、若干上からになっているような気もする…。すみません…)
ちょっと婚活に集中し過ぎてた部分もあるので、路上ライブに行く時は現実逃避の時間といった感じだ。
これからプロフィールカードの好きなアーティストの欄に追加しようと思う。
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