こんな日が来るなんて 『家路』
憎まれ口を叩いても
いつでも足は向かってた
そこにいること あることが
たったひとつの現実で
ぼくは気づいていなかった
家族の肖像 理想図を
思い描けないままで
どんなに打ちひしがれた日も
いつでも家は迎えてくれた
戻れる場所があることが
なんとか希望を明日につないだ
大人になってそれが判った
日が暮れるまで遊ぶ子供を
めっきり見かけなくなった
かれらは帰れたのだろうか
テーブルを囲む団らんの
温かさはもうないけれど
記憶のなかでは灯り続けて
ありがとう あのときは
少しも判ってなかったよ
家路はいつもひとつだと
泣きたいぐらいのノスタルジー
こんな日が来るなんて
家族の肖像 理想図は
ずっと胸にあったんだ
あふれるぐらいのノスタルジー
抱えて今日も家に帰ろう
20111003
お題004『家路』
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