天の邪鬼な悪魔が いつでもわたしの側にいて 『悪魔』

どんな毎日でも

自分の気持ちひとつで変わる

こんな言葉を信じた日々は

とうに捨ててしまったの


当然の結果だね

耳の裏で聞こえる声が

葛藤をあざ笑う

 

天の邪鬼な悪魔が

いつでもわたしの側にいて

ささやきいざなうものだから

足許がおぼつかない


あのままでもよかったのよ

こぼれそうになる声を

胸のなかに飲み込んだ


わたしは好きだった

愛のように深く

あなたはどうだったの?


擦れ違いかと思ってた

かけ間違えたボタンなど

最初からなかったの?


あなたは悪魔

わたしを惑わせることを

喜びとしている


そしてわたしも

あなたが惑わせることを

未だに望んでいる


わたしは好きだった

愛のように深く


好きだった

あなたはどうだったの?




お題002『悪魔』

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