第192話 ハロウィンパーティにお呼ばれした話

実はアメリカ来て9年間、毎年招待いただいてるのに行かなかったパーティがあるんですよ。夫の同僚のおうちで開かれているものなんですけど、私が家の近くでしか運転できないために、いけなかったんですね。今年は頑張ってUBERで行ってみようということになり、参加しました。


夕方と言えど暗くて雨も降っている中、くだんの家にたどり着くと、困ったことに付近の複数のおうちでパーティーをやってて、どれが同量の家なのかわかりません。で、迷っていると、「これはアパートメントじゃない?」みたいな新しくて大きな建物が同僚の家でした。二階玄関の3階建てで、道路からは渡り廊下で玄関に入るタイプの豪邸でしたー!1階パティオにはミニゴルフ、2階にはフォトブースと何故かピンボール台が二台も設置されてて、何この遊園地みたいな家?!でした。


陰キャのわたしビビりまくりですよ。ですが同僚はアーティストなので、いたるところにアートが置いてあったりトカゲを飼っていたり、それだけで面白かったです。


中でもその方Rさんが、1階に飾ってある大きな絵の説明をしてくれたんですが、なんか、星条旗模様の短パンのお尻ドアップの絵なんですよ。なんでも、この画家はローラーダービーチームに昔入っていて、チームメイトのお尻の痣にインスパイアされて描いたのだとか。ナンだそれ?しかもRさん、地元のアートオークションで買ったんですって。なんだかアート意識高いー!地元に密着してるというか。コミュ強の人って、ふだんの生活からして違うんだって実感しましたわ。


うちのアート?スーパーで買ったテキトーな絵ですよ。アメリカで生きていくだけで必死だもの。

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