第42話 クリスマスの精神を知ったとき

この話は前にも書いたことがあるけど、

まだバンクーバーに住んでいた2011年のクリスマス前、クリスマスツリーを買いにカナディアンタイヤに行ったの。

まだ3歳だった娘の手をひいて。

カナディアンタイヤはホームセンターみたいなもので、車を持っていなかった私は、スカイトレイン(バンクーバーの電車)で。


2ベッドのコンド住まいだったから、小さなツリーを探して。

そして見つけたのはいいけど、飾りが

大きいのしか残ってなかった。


左手に小さなツリー、右手に娘の手を引いて

途方にくれてたら、年配の白人女性が自分が買った飾りを分けてくれた。


お金を支払うって言ったら、

「いいのよ。これがクリスマスの精神なんだから」

と言って女性は行ってしまった。

毎年この時期になると思い出す、

私がクリスマスのこころを知った体験。




クリスマス後に、家から5分のロンドンドラッグでクリスマスツリーを売ってたことに気づいたのも、いい思い出。

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