第12話 水漏れ

日本、カナダ、アメリカで数々の水漏れを起こしてきた私です。日本で洗濯機から幾度と無く水漏れを起こし、マンションの下の階の人に迷惑をかけたのですが、そのたびに保険が降りて手早くクロスの張り替えや石膏ボードの取り替えなどが進みました。

実はカナダでは配管修理工(プラマーという)は結構な高収入なのです。なんでかと言うと北米の家はご存知の通りバスルーム全体が防水と言うわけではありません。さらにキッチンにディスポーザーが付いているので振動で配管が緩みやすいのです。食洗機の配管と繋がってるしね。また更にディスポーザーを回さないと食洗機の排水も流れません。


コンドミニアムで上の階の人が髪の毛を詰まらせて配管をバーストさせたりすると悲惨です。下の階まで水が及んでないか、確かめるためにノコギリで豪快に壁を切り取って調べ、かたつむり型の送風機で乾かすんですよ。そしてその乾かすの(レストレーションという)の料金が高い!


アメリカも同様で、しょっちゅう水道業者の車を見かけます。賃貸でもアメリカやカナダに住む方は水漏れの保険と排水口用の洗剤マストバイです。また新築、改築でもプラマーがいい加減なために配管が水漏れすることも。どないせーっちゅうの。


カナダで水漏れした時床が張替えになったんです。

ここ大事!よく聞いて。

床材ってやつは、一箇所張替えになると全体張替えになります。スレッショルドというか、敷居的な感じで部屋が区切られてれば、そこまでで張替終了にできますがそうでなければ全体張替えになります。


うちは修理の間ヴィクトリアに旅行に行きました。

でも帰ってきてびっくり!

全然終わってない!

後にも先にも、あれほど私が流暢に文句言えたことはないです。結局ホテル代等を追加で出してもらいました。業者は中国人でしたが実際に作業したのは白人のした受け業者でした。中国人の業者は無理な工期でもできるといってしまう傾向にあるんだと、中国出身の友人は言ってました。





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