第4話~家に帰って芽生えた前を向く気持ち~

それから新しい3人の生活が

始まりました!


夢ちゃんが初めてパパ、ママと呼んだ日

初めて歩きだして目が話せなかった日


夢ちゃんのひとつひとつの初めて記念日が

成長がパパとママにとって

もう一度前向きに歩む

希望の

道しるべとなりました。


それから、しばらく経った

ある夜のこと

久しぶりにパパとママはゆっくりと

想くんの話、夢ちゃんの話をしていたら

パパがある提案をしました!


『想くんがいなくなってしまったことは

言葉では

表せないくらい立ち直れないくらい

悲しいけれど


ねぇママ、例えば僕ら両親が命を終えた後

夢ちゃんがひとりぼっちになってしまうのは

悲しいと思わない?


心配だとは思わない?


だから夢ちゃんに想くんのような

弟か妹が来てくれたら

嬉しいなとパパは思うんだ!』


ママは

本当に想くんのような

赤ちゃんがまた来てくれたら

すごく嬉しいけれど


しかしママにはパパにまだ話せていない

心配事があったのです。

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